【酒代が浮くだけではありません】「断酒で節約」には多くの局面があるという話。

酒やめて、2642日

オールドメディアよりもGoogle先生!?

このブログはワードプレスで作成しており、「断酒 節約」といった検索ワードが上がって来ます。タダで利用できるプラグインなので詳細な分析をしてくれるわけではないのですが、ただその検索キーワードを見出しに用いたりするとやっぱりPV数が目に見えてアップし、Google先生すげえなあと思ったりもします(文系脳のざっくり感想)。

東京15区補選で大健闘された(と言っていいと思う)飯山陽先生の著作『イスラム2.0』の帯タイトルは「法学者よりも“Google先生”の時代」で、イスラム社会の新展開を指摘していましたが、日本社会においても「広告代理店のマーケティングよりも“Google先生”の時代」でしょう。

ましてや広告代理店と一体になったオールドメディアおいてをや、です。そういえば、飯山先生は読売新聞などからあからさま……というかヒジョーに幼稚な選挙妨害を受けていましたが、いかにオールドメディアがオワコン(そして有害)になっているかという証拠でもあるでしょう。

と、それはともかく「酒は節約」であります。これにはタイトル通り、単に酒をやめれば酒代が浮くというだけでなく、いろんな局面があると思うのですよ。

計画的に生きられる。だから節約できる!

ちなみに「酒代が浮く」ということだけを考えれば、逆にスーパーなどでのお酒の安さにはびっくりしてしまいますもんね。私のアル中時代のアル中友は、コスパを追究するあまり、九州のナントカという甲類焼酎はお湯や水で割っても旨いのでこれが一番という結論に達していました――通常、お湯割りや水割り、ロックで飲めるのは「本格焼酎」と呼ばれる乙類焼酎で、値段の安い甲類焼酎はホッピーなどの割材で割るのが前提となります。だから甲類焼酎をお湯割りやロックで飲み、それで満足できればコスパ抜群なのです。ちなみに「キンミヤ」は甲類焼酎ながらお湯割りでも飲めるクオリティとされていますが、しかし乙類焼酎並みに値段が高い(どうでもいい情報を長々と済まぬ)。

とまあそんなわけで、家飲みに限ればそれほど酒代が浮くというわけではありません。だから「断酒は節約」の本質(?)はそこにはないと思うのですね。

ただし、酒を飲む習慣があるとどうしても美食を追求してしまいますので、そこで贅沢になってしまうということはあるでしょう。さらにそこから始まり、生活すべてにわたってパリピ指向になるのでそこでもお金がかかるということも度々指摘させていただいております(たとえば参考「酒を飲むということは、「為象箸」ではないかと」)。

総論的なことを言えば(大げさ)、酒を飲むと人生にイベント(華やぎ)を求めてしまうのでそこにコストがかかる。酒をやめると「イベンタブルよりもコンフォータブル」になり、ミニマムライフでも満足できるので、コストがかからないと思います(参考「酒やめて幸せになるかどうかはわからないけど、人生、快適になるのは間違いないです」)。

もちろん医療費のこともありますね。飲酒習慣があると生活習慣病リスクが高まり、一度、生活習慣病に罹患すると医療費サブスクに陥ってしまう。また酒を飲んでいるという負い目(?)から自分の身体に懐疑的になってしまうので、ちよっとした不調でも医者にかかりお金がかかるのです。私も飲酒時代、やはり脳梗塞が怖かったし肝臓の薬ももらっていたので、月間8000円くらいかかっていました。それが酒をやめるとなくなります。

とまあ断酒による節約は多方面に及ぶのですが、一番大きいと思われるのが人生を計画的に生きられるようになることではないでしょうか。つまり手戻りが少ない人生になる。

このことは、それこそ多岐に渡っていて一つの例を挙げるの難しいのですが、たとえば酒を飲んでいると、ここまで書き連ねてきたようなコストがかかってしまうので、他のことで安物買いになったり、あるいは情報を調べるのがめんどくさくなっていろんな可能性を検討できず、後々後悔するみたいなことが非常に多くあるのですよ。

それがひいては大きな出費を引き起こしたりして、人生を圧迫します。すなわち刹那的に生きてしまうがゆえの生活コストの上昇があり、結構これが大きいのではないかなあと思うのです。

結局のところ「計画的に生きる」のが一番の「節約」だなあと、まあ普通の人にとっては当たり前の結論かもしれませんが、断酒erとしてしみじみ考えたりするのであります。

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