酒を飲み過ぎると肝臓が苦し紛れに出す酵素。実は同じようなものが脳からも出ているという話。

酒やめて、1906日。

肝臓は何も言わないけど、悲鳴を上げている(悲)

ネット上で上のようなものを見つけてしまいました。有名なのかもしれませんが、私は初見です。いやいやいや怖いです。言うまでもありませんが、酒を飲むとき、身体の各部分がどのような反応するか擬人化したものですね。

で、脳というのはなかなか厄介なもので、悪いと分かっていても「ええんやで」になる。この辺は以前も書いたことがあります(参考「人間の身体(脳を含む)は「あっちを立てればこっちが立たず」。そして酒を飲めば、全滅ってことですよね」)。

注目していただきたいのは肝臓さんで、「」となり、沈黙の臓器ということを表わしていますよね。

確かに肝臓は傷めつけられても何も言わず、自覚症状に訴えかけることはないけれども、ただし数値には顕われます。これがγ-GTPというやつです。私も、酷いときは800近くありました。自慢することじゃないですけれども。まあしかし、よくも生きていたと思いますよ。ただ、じゃあ肝臓のあたりが痛かったかといえば、それはありませんでした。医者が言うには、脂肪肝で膨れるのでそれが他の臓器を圧迫して違和感を覚えることはあるそうで、確かにそういう感じ(だけ)はありました。

繰り返しますが、それでも痛いなどの自覚症状はまったくありませんでした。やっぱり沈黙の臓器です、健気ではあります。いま考えると泣けてきます(参考「あらためて思う。肝臓とはなんと健気な臓器なことよ」)。

でも、そういうふうに何も言わないけれども、苦しんでいることは間違いなく、それが酵素放出=γ-GTPの上昇になる、と。健気な肝臓さんが辛いよー辛いよーという血の涙を流している証拠だ、などと擬人化されたりもします。

飲酒者の自己肥大化を観察するのも面白いぞ!

この肝臓が苦し紛れに放出する酵素、それに似たものものが、飲酒習慣が進行するにつれ、脳からも放出されます。それが一昨日書いたことです(参考「酒さんが、飲酒者をして「俺すげ~」にしてしまうメカニズムとは?」)。

つまり自己肥大化、ですよね。一昨日も書きましたが、お前と違ってまだ酒飲める俺は特別だ→俺スゲーという思考回路になります。いや、本当にいるんですよ。

うっかり「いるんですよ」と書きましたが、たぶんそれは私が断酒中であるからわかる、あるいは性格が悪いから、その自己肥大化のカラクリがわかるのであって、普通の人は、あーこの人はいつもこういうなんだな、とスルーするだけでしょう。

もちろん、スルーといっても悪印象は受けるわけで、だから、自己肥大している人間にとっては損であることは変わりありません。

ただ断酒者からすれば、もう一歩進んで、そうした自己肥大と飲酒習慣、その深化とを結びつけて、非常に面白い観察ができるわけですよ。

とまあ、そんなことを考え周りの人を意地悪に観察するのも断酒モチベーションにはなります。性格悪いですね。これも長年の飲酒の影響かも(汗)。

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