人生の諸問題を抱えすぎて、それから逃げるために酒飲んでいたけれども、酒やめて向き合ってみると、ほとんどの問題が解決可能だった件。

酒やめて、1502日。

勝手にデスペレイトな気分をつくり出す。それが酒の悪質さ!

そういえば一昨日、断酒1500日を迎えたのでした。そしてこの記事が400本目です。で、そうした節目、というほどのことでもないのだけれども、振り返ってみると、表題のようなことが一つ言えるのではないかと思います。そしてこれがまさに、酒をやめる理由にもなりますよね。

それにしても酒というものは悪質ですよ。私の場合、人生に対して非常にデスペレイトな気分でいたので酒を飲み、その酒量がどんどん増えていったのです。この辺の事情について具体的に書くと、ご迷惑をかけてしまう方もいるかもしれないし、何よりもこっぱずかしいので書きませんけれども、お察しください(苦笑)。

また、以下のようなことはいつも書いていて恐縮ですが、所詮個人ブログなので話はループになるものだし大切なことは何度も言います誰にも聞かれちゃいないけれども、の精神で書いちゃいますけれども、大酒飲んでいると、酒がつくり出すマッチポンプ状態というものが生まれてしまうのですね。

つまり、人生ハードモードでもうどーにでもなれええな気分で酒を飲み、飲酒習慣を重ねていくと、脳の構造そのものがデスペレイト指向になるのです。医学的にはわかりませんが、これはいろんな呑兵衛というよりアルカスたちの話を聞いてもそうです。そうすると、人生これすべてデスペレイトになり、酒を飲んでいる時間しか楽しくなくなる。それでますます酒を飲むというまさに負のループが出現してしまいます。

これも以前も書きましたけれども、そうしたことを考えるにつけ、酒という存在は脳内に寄生する寄生虫に似てるのですよ、非常に。たとえばトキソプラズマという寄生虫はその宿主を支配し、自分の都合のように宿主の行動を仕向けるといいますが、まさに酒もそうです(参考「アルコールとトキソプラズマの「支配」は同じだという件」)。

何か問題を抱えて酒を飲むようになると、酒は、その問題を解決できるのは俺だけだよと囁きかけきてさらに飲ませ、どんどん問題を悪化させ、ますます酒を飲まなければどうしようもない状態に追い込んでいく、というパターンです。そうなると酒の一人勝ちで、宿主が死ぬまで支配し続けます。

酒をやめると、成功体験のループが生まれる!

でも、いったん酒をやめて、今まで酒に逃げていた問題に向き合ってみると、案外解決できる類のものだと気づくんですよ。いや、この辺は人それぞれかも知れませんけれども、でも普遍的なこととして言えるのは、問題解決に向けて第一歩を踏み出したということが成功体験になり、それが第二歩を踏み出させてくれ、その最初よりも少し大きな成功体験が第三歩を、といった具合に、成功体験の正のループが形成され、大きな問題も最終的に解決できる、てな感じでしょうか。

で、振り返ってみると、なんだ解決可能だったんやんけー、解決不能に思えたのは酒ゆえだったんやんけー、と悟るのですよ。

まあ、いつもながら何をいまさらな話でもあるのですが、そうした成功体験の第一歩を実感するのが断酒というものであるのでしょう。

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