酒飲んで不幸ベースで生きるか、酒やめて幸せベースで生きるか。

酒やめて、1212日。

酒をやめてしばらくすると、突如として圧倒的な多幸感が襲ってくるという話を以前書かせていただきました(参考「「酒をやめたらいいことある」は、スピリチュアルか現実か」)。残念ながらこの多幸感はいつもというわけではありません。時々のご褒美という感じですね。

ただし、普段の心持ちは酒をやめると確実に向上します。幸せ……とまではいかなくても、世の中そんなに悪くないぞということを生き方のペースにできます。これって結構大きいと思うんですよ。

酒飲んでいると「不幸」をいつも身近に感じる理由とは?

というのは、酒を飲んでいた時代は、これはもう圧倒的な不幸ベースで生きていたからです。自分は不幸だと、思い込みも含めていつも実感していたということですね。

それは一つには、酒を大量に飲むと幸せ脳内物質といわれるセロトニンを生成できないので、鬱状態になることがあります(参考「アルコールと脳内物質の関係を、断酒モチベーションを高めることを念頭にざっくりまとめてみた!」)。

また飲酒を重ね、いわゆる飲酒脳になってしまうと、他人に対する猜疑心が強くなります。これは昨日も書いたように、過飲酒であることを指摘される恐れの裏返しだと思います(参考「オープンイノベーションマインドと飲酒習慣は、もしかしたら対極の位置にあるのかもしれない」)。大なり小なり、過飲酒者なら誰にでもあるのではないでしょうか。

もちろん同時に、自分に対する自己肯定感もまったくないので、自分は不幸だ、運が悪い、死にたいという気分で生きていくのです。

また、このまま酒を飲んでると破滅するだろうなという予感はどこかにありますし、将来的な展望もありません。その一方で、たとえば子どもの学費など支払わなければいけない金銭的負担は容赦なく降りかかり、そこで葛藤し、まあご想像の通り、さらに飲酒を重ねるわけですよ。

人生そんなに悪くないと実感できることが「幸福」なのだ!

そう考えると、酒やめてから、それとはまるで正反対の幸せベースの心持ちを持てるのはやはり大きいと思います。

酒をやめたばかりの頃、断酒友が自分のブログのなかで、飲んでないやつはなぜこんなに楽観的になれるんだという話を書いていましたが、まさに「それそれ」という感じです(参考「断酒を続けるにあたっては、やっぱり「断酒友」は必要です!」)。

酒をやめると仕事のパフォーマンスがあがったりして、そういう意味で、社会的な意味で人生が好転していきます。少なくともそうした傾向はあります。

また、先に記したようなネガティブ思考が取り払われるので、自然、楽観的になれます。人間の本性は、悲観と楽観があるのなら、もしかしたら楽観なのかもしれませんし、そうした「デフォ」に戻るということですね。

さらに、酒をやめている俺スゲー! という圧倒的なセルフエスティームが醸され(若干、馬鹿っぽくもありますが)、これも幸せベースの心持ちに寄与しているのだと思います(参考「セルフエスティームをアップさせるための、一番簡単な方法」)。

まあとにかく、人生そんなに悪くないと思いつつ生きられるというのは、これは幸せなことですよ。

すべての行動を、そこをベースにすると、精神面だけじゃなく実際の人生もかなり変わってくると思います。そんなふうに人生のプラットフォームみたいなものを、負から正へと転換できただけでも酒をやめる価値があったのだと思いますよ、まったく。

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