酒やめて、2376日
医療費サブスクになると、将来的に立ち行かない(悲)
一昨日、「酒やめると時間だけじゃなくお金も湧いてくる。そこには酒代セーブだけじゃない深淵な(?)理由があった」といった話を書かせていただきましたが、そのようにお金を貯めるあるいはお金をセーブするといった局面において、一番の阻害要因になるのは医療費です。これは年齢とともに指数関数的に(言葉の使い方テキトー)増大していくものなので、ジジイにとってはまったくもって油断ならん出費です。
私の場合でも、昨年は白内障手術と肝血腫摘出手術を受けまして、むろん高額療養費の適用があったとはいえ、1か月間に集中してお金がかかるわけではないので、高額療養費適用金額までギリ届かないという月も多く、やっぱりそこそこ使いました(高額療養費の適用は月ごとなので、たとえば手術→入院などは、1か月間に集中して医療を受けるほうがよく、病院に相談できるものなら相談すべきであると思われます……参考「【お役立ち記事!?】「入院ハック(?)」について、経験論的にニッチなところをまとめてみました」)。これがなかったならなあとも思いますよ。
医療費出費の前に国民健康保険出費というものもあるのですけれども、こちらはおおよその金額があらかじめわかるので備えられますが、医療費は突然のケースが多いです。いわゆる不意の出費ってやつですね。
不意でない医療費もありまして、たとえば糖尿病に罹患すると医療費がサブスクになってしまいます(参考「【医療費が固定費になる怖さ】僕らにはもう「糖尿病になる自由」がない」)。不意ではないけれども、こっちのほうがもっとタチが悪い。だから酒を飲まないという理由にもなります。医療費サブスクになると、私の場合、将来的に立ち行きそうにないですから。
というわけで酒を飲まないと、医療費という出費をある程度回避できるという側面はあります。
疑心暗鬼が過剰な医療費支出を生んでしまうのだった
でもって言いたいのはその先でありまして、それがタイトルなのですが、酒をやめると、まず自分の身体について関心を持つようになります。
筋トレはじめとした運動は、酒の代替としてドーパミンを出してくれる行為ですが、それを行うと、自分の身体に興味を持つことにもつながります。そうすると、自分の身体を自分のコントロール下に置けるようになります(と、勝手に思っています)。
そして、これは私の場合ですが、どこか不具合があっても、それは自分の責任において医療を受けるか受けないかを決めることができます。酒をやめて身体をコントロール下に置いている(と思っている)ところの俺が決めたのだから、結果はどうあれそれはそれでいいということです(理屈っぽくてすみません)。
なかなかこの感覚を伝えるのは難しいのですが、逆を考えると良いかと思います。つまり飲んでいる時は、常に自分の身体に対して疑心暗鬼になっているので(これも私だけかもしれんが)、右手がなんかおかしい脳梗塞かもと思って医者に行ってMRIまで撮られて2万円出費みたいなことがありました(せんぺろ10回行けるやろーと思いました)。疑心暗鬼ががんがん医療費を生んでしまうという、とんちんかんな医療との関わり方をしてしまっているのでした。
でも今は逆で、しつこいようですが酒飲まないところの俺が自分の身体に責任を持っているので、結果がどうであれ、それは自分の責任で後悔しないのです。
それでたとえばがんが進行していたとしても、じゃあ治療するのかしないのかということは俺が決めるよ、です。
余談ながら、老後の不安と相まって、がんで死ねれば幸い、みたいなことが半ば常識化しています。がんだったら「死ぬ準備」もできるし(酒飲みにありがちなプッツン系死因と違って)、身体は問題なくても脳機能が低下し(これも内臓が丈夫な酒飲みにありがち)長期間、施設のお世話になることがないのも大きいです。
ともあれ、ホントにしつこいようですが、酒を飲んでなければ、どのような死に方をするか、自分の責任で決められる。そして医療費という点でも、自分でコントロールできる。その分、人生が自由になるのだと勝手に考えております。
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