【お役立ち記事!?】「入院ハック(?)」について、経験論的にニッチなところをまとめてみました。

酒やめて、2076日。

そんなこんなで9泊10日の入院を経験したわけですけれども、私にとっては大人になって初めてと言っていい入院でした。そこで若干気がついたことを、重箱の隅的なことですけれども書き連ね、ご参考に供することができればと思います。

窓口のでの支払いは、高額療養費制度の上限額だった

【お役立ち記事!?】がん保険をはじめとした医療保険をどう捉えるか」でも書いたのですけれども、これはまんまその通りでした。最初は立て替えて、後で請求するという日本の福祉の悪しきパターンかなと思っていましたし、厚生労働省のホームページにもそのように書いていますけれども、実態はもうそのまんま上限額を払えばいいだけです。ですから前年収入が約370~770万の人ならば、1ヵ月あたり約8万で、あとは食事などの実費がオンされるということですね(医療機関によって違うかもしれません)。

私の場合、入院が9月28日で退院が10月7日でしたので2ヶ月分を払うことになりました。これは仕方ないっちゃ仕方ないのですけれども、もし事情が許せば、「【お役立ち記事?】白内障の手術をすると人生の視界も開けるのか!?」にも書きましたけれども、1ヵ月分だけで済むように日程を調整するとよりおトクです。手術の種類にもよるのでしょうけれども、相談してみる価値はあるかもしれません。

靴べらと孫の手が超便利だった!

入院患者の履物は、ちゃんと踵のある靴というふうに指定されています。転倒を防ぐためです。ですからスリッパなどは基本的には使うことができません。ただ私の場合、スニーカーとスリッパ両方用意しました。病院内お出かけはスニーカーで、ベッド周りのちょっとした用事はもうめんどくさいのでスリッパで、ということです。

実際、クロックスしか持ってきてなくて注意されている方もいました。クロックスなんて一応、かかとは止められし、それでもいいんじゃないと思ったりもするんですけれども、まあ病院の指定というのはたいしたもので、実際、スリッパでいいだろうと思っていて転倒しかけたことがあります。入院は思いのほか足腰が弱ります。ですからスニーカーは必然です。

そこで便利になるのがやっぱり靴べらです。とくにお腹に手術の傷口があると、いちいちかがんで履いたりができないので、これは持ってきて正解だったと思います。

「孫の手」もそうですね。お腹に穴を開ける手術をすると、腹筋が使えないので、背中がかゆいと思うと気になって地獄になります。ナースコールで看護師さんを呼んで掻いてもらうわけにいかないし……。そこで孫の手の出番であり、これは、なにかとぬかりの多い人生を歩んできた私としては大ヒットだったと思います(大げさ)。

ストロー付コップは必要なのか

入院に際して、ストロー付コップを持ってくるよう指示されます。で、事前にドラッグストアで買ったのですが、これが結構いい値段するんですよ。でも使うことはまったくありませんでした。もちろん手術や病気の種類にもよるのでしょうけれど、病院の売店でも売っているので殊さら事前に用意しなくても、という気もします(病院の指定はたいしたものと書いた直後で恐縮ですが)。この辺は自己責任でお願いします。

やっぱりタブレットは便利だった!

仕事をしようと思い、PCのほかにタブレットにも資料を入れて持っていきました。結果的にそれでKindle読書ができたのでとても便利だったと思います。何しろ消灯が9時ですし、それ以降は基本、真っ暗になります。枕灯もありますが、普通の文庫本を読めるほど明るくないので、バックライトのあるタブレットで読書ができ助かりました。ただ、昼間は検査だリハビリだで忙しいので、たっぷり読書できたわけでもなかったです。

非日常の読書体験を

今回、最初は余命半年だと言われたりしてその後入院したのですが、死についてはいろいろ考えました。そして読書ということでいえば、吉村昭の死に関する短編を読みました。これはなかなかシュールな体験でした。

入院とは非日常な体験に違いないので、そこでしかできないことをしてみるのも一つのポイントなのかなあと思っております。入院中に病院内で『少女架刑』を読む。アル中時代はせんべろでいっぱい飲りながら肝硬変の記事を読んだりしてまして、それと根っこは同じなのかもしれませんが、むろんそれよりもうんと高級で、意味ある体験だったように自分では思っております。

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