酒やめると時間だけじゃなくお金も湧いてくる。そこには酒代セーブだけじゃない深淵な(?)理由があった。

酒やめて、2374日

老子さん。wikipediaより

なぜか自然にお金が貯まるのだった

ちょっと前に「「金も暇もないから何もできん。酒飲むこと以外は」←これの人生破壊力」といった話を書かせていただきました。そのことと表裏一体のものとして、酒をやめるとお金が湧いてくる……というと変ですけれども、預金残高が知らず知らずのうちに増えるといった側面があります。

私がTwitter上(いや、X上か)で勝手に断酒仲間認定させていただいている蕎麦胡瓜庵さんも、以下のようなツイート(と言っていいのか)をしております。

私などもそこまではいかないですけれども、収入が低いわりにはお金が貯まる実感と現実があります。それは当然のように生活がミニマムになっている、つまり支出が極端に少ないからです(参考「「アル中→断酒er」は、酒以外の生活がミニマムになっているので酒さえやめれば最強である説」)。しかしこのミニマム化は、単に酒代を遣わないからかというと、それだけではないのです。

そもそも私などは、飲んでいた時代も別に女性のいるお店に行くわけではなかったし(ゴチになるときはその限りではない)、行くのは大体せんべろだったので、外でそれほど遣うというわけでもなかったのです(まあでも、ほぼ毎日だったのでやっぱり遣ってたか)。家で飲む時も、キンミヤをホッピーで割る、あるいはキンミヤをストゼロで割るという、いわゆる底辺飲みだったので、やはりそれほどお金がかかるわけでもなかった。

だから、酒やめて酒代がなくなったというのはもちろんあるのですけれども、生活がミニマムになる、ミニマムにできる理由はそれだけではありません。やっぱり、酒という一番執着していたものをやめることにより、生活全般、人生全般に対する執着心もなくなって、世俗的な欲望がシュリンクしていくということがあると思います。

現状満足が快適なのだった!

この状態をどういうふうにいうかというと、老子様が良い言葉を使っておりますね。「足るを知る」というやつです。

この「足るを知る」を断酒er的に解釈しますと、結局のところ、酒やめると現状に対する満足度が非常に高くなる。そのベースには、「断酒を続けている俺」に対する満足、すなわち自己肯定感アップもあります。

また、酒によって封印されていた幸福物質も分泌されるのでしょう、ポジティブに生きられるので、これも「現状満足」≒「足るを知る」を構成する要因足りえます。だから「お金を遣う」ことによる満足が必要なくなる。贅沢したいとも思わないし、要は、現状満足が一番快適というライフハック(?)に行きつくのですよ。この精神の変化というのがやっぱり大きいかなあとも思うのです。

さらに言えば、それまで酒さんによって封印されていた「自分が成長するためにお金を使う」も可能になる、すなわち現状に満足しつつ、それをベースにさらに人生を一歩踏み出すことができ、それがますますの現状満足につながるというふうに勝手に考えている次第でございます。

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