酒やめて、3022日
脳が「甘いものくれえええ!」と叫ぶのだった
ここのところ「「ガンマの数値が大丈夫だから酒を飲んでもいい」と「血糖値の数値が大丈夫だから甘いものを食べてもいい」と」「医療関係者の意見の最大公約数が導く「真実」とは?」を書かせていただき、またぞろ甘味摂取の話で申し訳ないのですが、ただ、甘いものを摂ることと断酒の関係は非常に強いものがあります(断定)。
先のエントリでも触れましたが、甘味摂取で一番怖いのは脳に報酬回路ができることです。甘いものを入れると回わり出すことを脳が覚えてしまい、アタマを使わなければいけない事態に陥るたびにそれを要求します。
これねー、私などはアル中になっていたくらいなので、甘味に関しても脳の報酬回路ができやすい体質(脳質?)なのかもしれません。
むろん、アル中脱出(≒断酒)で甘いものの助けを借りるのは、当然ながら有効なメソッドですが、自分が回路ができやすい人間だということを自覚するのも、やっぱり必要なのかなとも思ったりもします。
そのように考えていくと、レッドブルのコマーシャルはなんじゃこりゃ、ですわ。「レッドブル、翼を授ける。」とは、要はレッドブルを飲めば脳(≒心)や身体が動き出すということで、これってアップ系ドラッグとも同じで、それを習慣化しなさいと言っているみたいなもんじゃないですか。脳に報酬回路をつくりなさいという「奨励」にも見えます。
しかもレッドブルは「甘い飲料」です。これまた先のエントリにも書きましたが、甘味を飲料で摂るのが一番やばいことは、昨今ではよく知られています。血糖値を急に上げてしまうからですよね。
で、なぜ血糖値が急に上がるとやばいかというと、むろん血管を傷つけるからですが、血糖値が急激に上がると急激に下がり、身体は血糖値は維持したいものだからさらに甘いものが欲しくなり、私のように、飲料ではないですけれども、バームクーヘンホール食い、赤箱食いみたいなことをやっちまいます。
ことほどさように、甘味とのお付き合いをどうするかは、断酒erにとって非常に難しいところであります。
甘味対策の現実的ソリューションとは
解決方法(?)としては、自己肯定感とアップとも関係してくるんですが、①筋トレをすることによって腹筋バキバキを目指し、こんなに頑張ったのにここで甘味を摂ってはいかんという思いを抑止力するのもありかなと思っております。
美少女トレーナー(ママですが)の「のが」ちゃんも、「腹筋を割りたい方はトレーニングを続けるのはもちろんですが、食事もとても大切」で「手っ取り早いのは糖分を完全にカット」と言っていますし。さらに「案外盲点なのがドレッシングやソース」として、つまりこれさえも気を付けろというわけで、まさにこんな残酷なことをキリスト様でもおっしゃらなかったレベルですが、しかし真実なのでしょう。そのぐらい甘いものは、腹筋バキバキはもちろん体形を維持するための敵、トレーニングの効果を相殺してしまうということですよね。私の場合、この抑止がなかなか長続きせず、たまにはいいかと思って甘味に手を出すと連続摂取になってしまうのですが。
さらに冒頭に記した通り、私のようにアタマを使い慣れてない、しかも回路ができてしまっている人間は、アタマを使わなければいけない事態に陥ると、甘いものくれ~になります。そこで以前も書かせていただきましたが、②プロテインですよ。プロテインも「甘い飲料」と言ってしまえばそれまでなのですが、プロテインに含まれる甘味成分はレッドブルや缶コーヒーなどよりはかなり穏やかなものでしょう。それでいて牛乳で割るとある程度の満足感が得られます。そしてなんとなく脳も働いてくれるような気もします。やはり「「おやつの代わりにプロテイン」「小腹が空いたらプロテイン」」というのも真実であるのだろうなあ、と。
ただですねー、このプロテインの甘さというところのものは「ガツン」と来ないんですよ。バームクーヘンや赤福と違って。喫煙時代におけるマイルドセブンなどの軽いタバコ、アル中時代における薄い赤ワイン(中途半端な価格のブルゴーニュによくあった)にも似た物足りなさがあって、この辺は難しいところです。
とまあ、このような心情吐露だけのブログを書くのも私にしてはアタマを使うので、脳が甘味を欲しがっております。甘いものは家に置かないようにしているのでプロテインを飲みます。その前に、せっかくプロテインを飲むのだから軽く筋トレですね。つまり①②の併せ技が、今のところ一番大きな抑止力だと考える次第であります。
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