酒やめて、2638日
酒やめたら、スーパーサイヤ人化する!?
ちょっと前に長谷川滋利さんのことを書かせていただきました(参考「長谷川滋利さん「やることいっぱいあるので酒やめました」←コレ」)。やりたいこと、やるべきことがいっぱいあるから酒はやめたというのですね。なんというか、長谷川さんのようにキャリアもあり才能もある人が酒をやめたら最強なんだろうなあと思ってしまいます。
同じような理由で、「あの夜、バーで出会った人のこと」という話も、ずいぶん前ですが書かせていただきました。才能ある人が酒をやめてさらに新しいステージに上がったように見えるということです。
突き詰めると、人生の伸びしろがある人ほど酒をやめる効果があるという真実が導き出されそうです。
その「伸びしろ」を分類(?)すると、長谷川さんや「バーで会った人」のように①才能があり、かつこれまで築き上げてきた業績があるということのほか、②若いということもあります。さらに③自分の人生に対して期待するところがある、いわゆる「志」がある人もそうでしょう(参考「あなたがもし、なにがしかの野望を持つ若者なら」)。
こうした人が酒をやめると、それこそスーパーサイヤ人になれると思われます。
「大丈夫」と無駄にアピールする人間もたまにはいいこと言う!?
で、まったく逆もありまして、よくいるのが「俺は酒を飲んでてもきちんと仕事をしているから大丈夫」とアピールする人間です。別に飲酒のことを指摘されなくても、誰も訊いてなくても、自ら宣言(?)します。
そして、私など断酒erに対しては、「そうか酒やめたのか、そうだよな、お前は酒をやめなきゃどうしようもない。だけど俺はちゃんと仕事もしてるし飲んでても大丈夫」というふうに言ってくるのですね。
そういうふうに無駄なアピールをするのは、やっぱり何か心に引っかかるものがあるからでしょう。
いやいやいや、今は仕事ができているかもしれないけれど、それは今後を担保してくれるものでも何でもないですよ、と、断酒erとしては心のなかで呟きます(性格悪い)。たとえ肝臓が大丈夫であっても(無駄なアピールには「俺、ガンマ正常値だから(お前と違って)」がめちゃ多い)、脳は飲めば飲むほど劣化していきますので。「お酒はほどほどに」「少しのお酒は健康にいい」は、今や、こと脳に関する限り医学的にも否定されています。
しかしその無駄なアピールの輩ですが、なかなか良い指摘もしてくれています。「お前は酒やめなければどうしようもなかったけど」です。
実はこれが、酒やめてスーパーサイヤ人化する条件④です(と勝手に考えています)。①②③に比べると非常にネガティブなようにも感じますけれども、しかし「どうしようもない」という底付きがあるだけに、それがいわばジャンプボードになり、人生の伸びしろを引き出してくれるのではないか、と。
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