
人類が有史以来の飲酒習慣に決別する「元年」になるのか!?(期待を込めて)。
酒やめて1430日。今からかれこれ30年以上前の新春、居酒屋評論家(その当時はグラフィックデザイナー)の太田和彦さんが、「一年をどう、飲むか」というグループ対談を雑誌でやっていて、たいそうおもしろかったと記憶しています。
酒やめて1430日。今からかれこれ30年以上前の新春、居酒屋評論家(その当時はグラフィックデザイナー)の太田和彦さんが、「一年をどう、飲むか」というグループ対談を雑誌でやっていて、たいそうおもしろかったと記憶しています。
酒やめて1428日。結局のところ断酒とは、飲酒の代替行為を見つけることなのだということをこのブログではさんざん(?)主張してきました。飲酒というのは頭の中に脳汁、つまりご褒美物質を噴出させる行為なわけですよね。そしてその脳汁を出す他の行為を見つけてしまえば、飲酒の大いなる抑止力になるという理屈です。素人理論ですが真実だと思います。
酒やめて1426日。もう20年以上も前に亡くなられた伊丹十三氏のエッセイにこんな一節があります。「イタリーを思うことは、たとえば、遠い日の夏を思うに似ている」――文章における格調の高さとはかくのごとし、という感じですねー。私も本業のほうで雑誌にコラムなどを書かせていただいたりしていますが、このような文才にはまったく嫉妬を覚えます。ま、比べちゃいかんですが。
酒やめて1424日。酒やめて、あらためて感じるのは、いつも頭の中がスッキリしていて、整然と物事を考えられるということですね。何を当たり前のことを、とアル中経験のない普通の方は思うでしょうけれども、これは一人の断酒者としての大いなる実感なのであります。
酒やめて1422日。酒をやめると異常なほどの甘味要求が出てくるとはよく聞く話であり、ほとんど例外はないようですが、私もまったくもってそうです。通常、これは半年~1年ほど収まるところ、私の場合、断酒1400日超えても収まらず、今でも甘いものは食べ続けております。
酒やめて1420日。人類の歴史には人々の価値観がパッと変わる瞬間があって、日本史の場合「生類憐みの令」が一つの例として有名です。従来は、天下の悪法と言われていた生類憐みの令ですが、ただ、これをきっかけに戦国の遺風が残る、辻斬りなどが当たり前のような世の中から、虫いっぴき殺しても罪が問われる平和な世の中になったという再評価もあるようです(井沢元彦氏の著作による)。
酒やめて1418日。いつぞや脳科学者の中野信子さんが、日本人には特有の不安遺伝子があるということをテレビで言われてました。なぜそうなったかといえば、日本は災害が多い国なので、不安を持っている人、前途に悲観的な人の方が生存確率が高かったという説明がなされました。なるほど~と、納得してしまいましたねー。
酒やめて1416日。もちろん酒やめてからいいことばかりです。劇的に変わったわけではありませんが、ゲッティング・ベターですね。幸せ認知能力のようなものが向上したということもあります。また、そうだと自分に言い聞かせることの大切さも噛み締めています。その一環としてこのブログも書いているわけで(苦笑)。
一昨日、弛緩するときに酒が必要なのだという話をさせていただきました。たいていの人は弛緩――リラックスと言い換えてもいいかもしれませんが、そのために酒を飲みます。そしてこれは、まあ許容範囲です。やばいのは、そうじゃなくて、世の中に立ち向かう勇気を得るために酒を飲むことですね
酒やめて1412日。ちょっと前に、飲みたくなるときというテーマで書かせていただきました。その繰り返しとなり、またよく知られていることですが、酒が飲みたくなる要因としてHALT――Hungry=空腹、Anger=怒り、Lonely=寂しさ、Tired=疲労というものがあります。ここでは、そのうちの「T」について考えてみたいと思います。