酒やめて、1422日。
甘味要求が収まらない!
酒をやめると異常なほどの甘味要求が出てくるとはよく聞く話であり、ほとんど例外はないようですが、私もまったくもってそうです。通常、これは半年~1年ほど収まるところ、私の場合、断酒1400日超えても収まらず、今でも甘いものは食べ続けております。具体例を挙げれば、夕食後には必ず和洋一つずつお菓子を食べなければ気が済まないといった状況(「体たらく」というべきか?)です(苦笑)。
さらに食後でなくてもちょくちょく甘いものは口にしています。私の場合、低血糖で死にそうになり(参考「高血糖はじわじわと身体を蝕むが、低血糖は死をごく身近に感じさせてくれるよという話」)、それが酒をやめたきっかけになっているという、ある種の特殊ケースで、血糖値が下がってしまうという本能的な恐怖から甘いものを欲しがるということもあります。
ですから普通の(?)の断酒者は、酒やめてある一定の期間を経過すれば、甘味要求は収まると考えてもよさそうです。
私のケースの話を続けて恐縮ですが、さらに私の場合、飲酒時代は世の中に出ていく勇気を酒からもらっていたという非常にやばい状況であり、つまり「気付け」のための酒だったのですね。そして今も、ある程度テンションを上げるために甘いものをほしがるという側面もあると思います。この辺も血糖値と関係してくるのでしょうが、やはり特殊ケースですね。
それでも、と言っていいと思うのですが太らないです。これはいつも書いてて恐縮ですが、やはり代謝が良くなっているからでしょう。健康だと太らないというのは、ダイエットというか体形維持のアルファにしてオメガであることを実感しています。
ただし、やっぱり多くの方は、酒やめたんだからやせたい、という思いはあると思います。その点、私は失格です。
飲酒の代替だからこそ、筋トレは意味があるのだ!
でも、ですね、やせないまでも体型は変わりました。断酒時代のぼっこりお腹から、お腹がぺったんこといっていいほどに引っ込みました。これはやはり筋トレのおかげだと思います。
筋トレといっても別にジムに行ってるわけではなく、自宅で毎日5分程度、ちょっと気が乗った時は30分ほどやっているだけです。主に取り組んでいるのが「のがトレ(のがちゃんねる)」てやつですね。
要はダイエットの目的は体重を落とすことではなく、自分の見た目(笑)を良くすることですから、体重が落ちなくても体形が変わればがオッケーなわけですよ。
で、体重を落とすということについては、やはり糖質制限が王道でしょう。しかし、これは断酒後の甘味要求と完全にバッティングしてしまいます。
あと、ランなどの有酸素運動もあまりダイエット効果はないように感じます。いや、あるんでしょうけれども、効率は悪いです。
私にとってのランは、脳汁を出すためのものです。あとは、やはり脳梗塞が怖いので、動脈硬化予防という意味合いがあります。むろん、適度な運動で健康になれば代謝力がアップして太らない、といったことはあるでしょうけれども。
まあそんなこんなで「甘味」を求める以上、体重を減らすのは難しいのですが、断酒に筋トレを組み合わせれば体形は確実に変わります。断酒によるダイエット効果は腹で測るというマイルールでいけばいいと思いますよ。
そういうふうに言うと、腹が引っ込むのは筋トレのおかげで断酒関係ないやろー、という声も聞こえてきそうですが、それがそうじゃないんですよ、旦那。
つまり、ですね。断酒すると飲酒という脳汁噴出行為を失ってしまうのですが、それに代わる脳汁噴出促進行為を強く求めるようになります。そしてランや筋トレがそれであることに気づくのです。ですから、ランや筋トレは、断酒者にとって特別な意味を持ち、それこそ飲酒の代わりに毎日、それをすることを求めるようになります。
そして、ランはともかく筋トレは、飲酒時代の象徴であったぽて腹を引っ込めてくれる。「かっこよくなりたいからする」ではなく、「飲酒の代替として本能的にやる」が、断酒者にとっての筋トレの意味であり、それこそ断酒者のアドバンテージとさえ勝手に思っていますが、何か?