コロナ危機を機に、「上級国民」へ昇格するための方法を考えてみる!

酒やめて、1159日。

コロナ不況対策としての現金給付の政府方針がまとまったようです。おおざっぱにいうと、対象者は住民税非課所帯と大幅な減収があった所帯とのことです。

で、非難轟々です。ネット上でもそうですし私の周りの人もそうです。

政府の現金支給方針は是か非か

ただ普通に考えると仕方がないのかなあとも思います。当初噂されていた国民全員への一律給付ですが、これはやはり年金生活者などがタンス貯金してしまい、現金が市場に回らないという大きな欠点があります。その点、所得の少ない人、収入が大きく減った人に対する給付であれば生活費に使われるので、確実にお金が出回るでしょう。

ただし65歳以上は基礎控除が大きいので住民税非課税となりやすく、別に今、普通に生活できてるけれどもさらに給付を受ける、したがって給付金はタンスの中へ、という層もかなり出てきそうな気もするんですけどね、素人考えとしては。その辺の議論はないようです(苦笑)。

まあ他人様の懐に入るお金のことをうだうだ言うと、日本の場合、品がないと叱られそうです。ただ、その「うだうだ」を排することができるのが、一律給付の良いところだと思っていたのですが(笑)。

また大幅な減収ということについてですが、直近数ヶ月で減収になっているはやはり飲食店関係者中心でしょう。飲食店は自粛要請の一番の被害者ですから、ここに手厚くするのも理にかなっています。突然職を失った人に対しても同様です。一方、いわゆる勤め人など多くの人が収入減になるのはむしろこれからでしょうから、そのとき、どうなるか、ですね。

と、まあ理性的に考えればそうなります。ただ、感情的にはやっぱりおかしいですよね。大方の意見通り。

日本の福祉制度は、非常にわかりにくいのが一大特徴なのではないでしょうか。わかりにくくして対象を絞っていくという姑息なやり口(?)です。だから今回のケースでも、同じように困っていても給付を受けられる人と受けられない人、あるいは困ってないけどもらっちゃったからタンスに仕舞う人が出てくると思うんですよ。

今回に限らず何らかの給付を受けられる人は、非常に大雑把な言い方をすれば、目はしの利いた人ということになります。福祉のシステムがそうなっていますから。

で、その補助金などを受けられやすい人と、よく言われる「上級国民」は、あるいはニアリーイコールではないのかなと思ったりもするんですよ。

上級国民を規定すると、社会的地位ももちろんあるのでしょうが、それも含め今の日本の公的補助システムに適っている人でしょう。システムを上手く利用して美味しくやってる人と言うこともできると思います。地方なんかはまさに、エスタブリッシュメント(上級地元民?)による公の金の回しあいですもんね。

ちょっと話がズレてしまいましたが、ともあれ福祉というものが非常にわかりにくく、あえて複雑にしているがゆえに間口が狭くなっていることを、今回の一件であらためて確認したかたちになりましたが、そこで思い出すのは例の言葉、そう、ドラゴン桜ですねー。

携帯電話、給与システム、年金、税金、保険、みんな頭のいいやつがわざとわかりにくくして、ロクに調べもしないやつから多く取ろうという仕組みにしている。つまり、お前らみたいに頭を使わずに面倒くさがっていると、一生、だまされて高い金、払わされるんだ。

調べることが「上級国民」への道!?

実は公的福祉に限らず、世の中の仕組みがすべてそうで、調べないと搾取される一方になってしまうことはこの指摘の通りですよね。逆に言えば、この桜木先生の言葉に則って「上手くやっている」人は、広義の意味での上級国民です。

卑近な例では、消費税還元制度でめっちゃ得してる人もいるわけですよ。私なんかは、つい最近まで、なんでメルカリでカード払いしてもポイント還元されないの? レベルでしたからね。さすが元アル中最底辺と言わざるをえません。上級とはもっとも遠い位置にいました。

でもこの数日、外に出られないし仕事もないので、そうしたことを勉強してかなり知識がついてきたんですね。暇つぶしに、買うわけじゃないけどネットモールのウインドゥショッピングをしていた結果、ポイント還元その他諸々のことに遅まきながら気づいたのです(笑)。

本当言うと、国民一律の給付金が出たら、ヤフーショッピングかなんかで、前からほしかったジャガールクルト・レベルソの安めの中古買ったろうかいと思っていましたけど(ジャガールクルトの腕時計が陰謀特定のキーになり、アストンマーティンとワンダーシビックがカーチェイスを繰り広げるミステリー小説はこちら)。

それはともかく、ポイント還元などに関する知識の紹介はブログとはマッチングもよく、クレジットカードのアフィリエイトなどでの成約率も高そうではあります。つまり、こういうことに詳しくなれば、それでトクするだけでなく、副次的な収入も期待できるわけです。で、そうした自分の「経験」をもとにしたノウハウ提供で儲けている(?)人もある意味、上級国民でしょう。

さらに言えば「経験」できるのは、やはり経済的余裕と時間的余裕があるがゆえです。そして、その「経験」チャンスを奪うのは酒です(参考「親の過飲酒は、子どもの経験チャンスを奪う」「酒ばっか飲んでると、行く店もモノラルになり経験値が低くなっちゃうよ!」)。

それで、ですね、今回こうした危機で、たとえばどうしたら政府から給付がもらえるのか……というのはなかなかハードルが高そうなので(笑)、どうしたらポイント還元でトクするのか、どのようなクレジットカードをつくってどのように紐付けすればいいのか、こういった身近なことでも、徹底的に調べるのが大切だと気づいたわけです(遅過ぎ)。

私の場合はごく初歩的なことですが、さらに高度な社会の仕組みについても、それを考える「暇=スコーレ」が、今回、国民全員に与えられたと言ってもいいのではないでしょうか。在宅勤務になった人なら、これまで通勤時間に使っていた時間が使えますよね。もちろん、会社帰りに「いっぱい飲もう」に使っていた時間も(笑)。

私にしても、飲酒時代であれば、もう宅で飲むしかねーてことに絶対なってましたけど、今は飲むという最大の時間つぶしができないので、そういう「調べる」をやる気になっている、と。

ということは、ですよ、これは今の政府がやっているおトクシステムに組み込まれるということです。ある意味、上級国民になることかと(笑)。

繰り返しますが私の場合は本当に初歩的なことで笑ってしまうほどですが、ただ、多くの人にとっては、この図らずももらった暇で何をするかで、本当に将来が決まってきそうですよね。やっぱり酒飲んでる場合じゃないです。

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