下流老人落ちしないための一番簡単な「実践」は、やっぱり断酒ではないかと。

酒やめて、1349日。

断酒者は、マトモに生きたいという思いが人一倍強いのだ!

twitter上で私が勝手に断酒仲間認定させていただいてる方々のツイートを見ると、投資をしていたりとか、専門外(と思われる)勉強をしていたりとか、ついでに言えばおトクなポイントなどについても詳しく、将来に対してきちっとした考えを持っているようです。

断酒すると、これまた勝手に推測させていただきますが、それまでの生活がめちゃくちゃだった分、それを取り戻そうと計画的に人生を生きるようになるのですね。私も皆さんのようにきちんと「実践」しているわけではありませんが、そうした意欲だけはめちゃあります。マトモな人生を生きたいという思いは、人一倍強いのです。

一方、リアルな生活における私の周囲で飲んだくれてる連中を見ると、あまり将来のことは考えてないように見受けます(失礼!)。そして、やっぱり経済的にも苦境のようです(重ね重ね失礼!)。

もちろんネット上の事象とリアルマター(?)を同一線上で比べることは当然ながらできませんが、ただしそういう傾向があるのは確かです。

そして、これもいつも書いていて恐縮ですが、私たちの世代……というか、私たち世代を含むそれより若い世代は、下流老人落ちしてしまうリスクがかなりあります。私のような定収入皆無のフリーランスの立場では、そのリスクが飛躍的に高まります。だからこそ、飲んでる場合じゃないということを、日々自分に言い聞かしてるわけです。

今、日本の個人資産のほとんどを高齢者層が持っているといいますけれども、高齢者=裕福という時代は、現在高齢者と呼ばれる方たちの世代で終わりでしょう。

おじいさまが孫の大学の学費を出したり、海外留学の費用を持ったり、そういう話はよく聞きますけれども、今後は「そういう時代もあったね」になるのは間違いないところです。

ぶっちゃけ、私に孫という存在がもしできたとしても、その学費をまるまる抱えるなんてことはとても不可能です。そんな話は同年代の友人ともするのですが、やっぱり無理だよね、になります。

日本の社会システムづくりが、大票田であるところの高齢者にポピュリズム迎合してきた結果、以降の世代が生きていく社会にはぺんぺん草も生えない状況になっているというのが実際のところではないでしょうか。

話がどんどんそれて申し訳ありませんが、現実問題、今の新入社員世代は、社会保障費が給与支給額の三割を超えることとなりました。税金は別に取られますので、額面と手取りの差が考えられないほど大きく、結果、手取り額は私たちジジイ世代が入社した80年代と変わってないという恐ろしいことになっています。

そうした若者たちが負担に見合うだけの社会保障を受けられるかといえばそんなことはないでしょうし、やっぱり「美味しくいただいちゃいました、後のことは知らんがな世代」をつくってしまったのは、日本社会の制度不全における諸悪の根源になってしまっていますよね。

貧困は人格を毀損するから怖いのだ!

とまあ、私のようなものがそんな繰り言を言っても仕方がないのですが、ともあれ私たち世代は下流老人化のリスクが大きい、と。で、別にそれはそれでいいという考え方もあるでしょうけれども、やっぱり怖いのは、貧困が人格を毀損することです。

そしてその人格は、今の老害と言われる人たちに見られるように、前頭葉が萎縮するにつれ、さらに低下していきます。しかもそれは飲酒によって加速します。

貧困は人格を毀損する、脳の劣化は人格を毀損する。そしてその両方に深く関わっているのが酒、というわけですよね。

そして人格が毀損されると、当然ながら周囲との軋轢を生み、幸せではない人生を送らざるを得ないということですよ。

今後、つましく生きなきゃいけないのは仕方ないにせよ、人格毀損による軋轢だけは避けたいところであり、そういうリスクを避けるため一番手っ取り早い方法が酒をやめるということではないか、と。いつものご都合理論ではありますが、真実でもあると確信しています。

そしてこの方法は、過飲酒者やアル中にとっては確かに辛いけれども、ただ何も考えなくてもいい、断酒を続けるためにいいと思うことは手あたり次第やってみるだけという、メソッドがいたってシンプルなのが良い点ではないでしょうか。

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