個人的事情で始めた断酒だけれども、社会的事情でも続けなければいけなくなった件。

酒やめて、1462日。

「ぐちゃぐちゃ」→「スッキリ」の大転換!

今日で断酒4年、そして5年目に突入です。いやいやいや感慨無量ではあります。しかし4年前の今日のことをやはりどうしても思い出してしまいますよ。その辺のことはいろいろ書かせていただいているので繰り返しませんが、ただその時、その頃のことを思うと一番ぴったりくる言葉があります。「ぐちゃぐちゃ」です。

あの当時は、頭の中もぐちゃぐちゃ生活もぐちゃぐちゃ仕事もぐちゃぐちゃでした。とにかく酒飲んで酔っ払ってその合間に仕事をしているという状態で、当然ながら上手くいかず、まあよくぞやってきたというか綱渡りのような状態でした。その綱が切れる寸前だったのかもしれません。このあたりは多くの断酒者に言えるのではないでしょうか。そして綱が切れる寸前というのを自覚して本当に良かったと。

で、そう考えるとやっぱり今は「スッキリ」です。昔、中学だか高校の先生が机の上がぐちゃぐちゃの人は頭の中もぐちゃぐちゃ、机の上が片付いている人は頭の中も片付いていると言っていたことを覚えてますが、この齢になってやっとそれを実感している愚か者が通りますよ、てなところですわ(苦笑)。

ともあれ断酒を続けられ、5年目を迎えるわけです。そして今思うことといえば、いろいろ個人的な事情があって始めた……というかそうせざるを得なかった断酒ですが、もう社会的な事情からしても続けなればならないということです。

それはもちろん、たとえば年金不全などで将来がはなはだ不透明な中、スキルアップや資産形成など将来に向けていろんなことを仕込むために時間が必要であり、それを阻害するのが酒だ、といったような、このブログでも訴えてきた事情もありますが、ただ、それには該当しない人もいるでしょう。つまり安心して酒飲んでいられる人もいると思います。まあそういう人は、飲めばいいんですよ。私はもちろんそうじゃないけど。

しかしですね、そういう人も含めて、全人類的にというと大げさですけれども、やっぱり酒飲んでる場合じゃないよと追い込んできたのはコロナってやつですよね。

まったく酒飲んでる場合じゃないですよー!

今週号の『週刊現代』で特集していましたけど、コロナで日本は壊れかかっている、と。当然、感染リスクもあるし、それ以上に私たちの生きている基盤がとても不安定だと。それが露呈したということかもしれません。

日本という国の衰退はずっと前から始まっていたのは確かでしょうが、いよいよ、という感じもします。こんなブログで言うのもナンですが、そして森永卓郎さんの本で読んだことの受け売りですけど、日本の国際競争力がどんどん低下しているなか、最終的に輸出できるものがなくなったときに、どかーんと円が下がったらどーすんの? ということですよね。

コロナによる国力低下はどの国でも起きているんでしょうが、その中でも漁夫の利を得る国とそのまま没落する国があり、どーも後者になりそうな感じがします。以前書いたことと矛盾しますが(参考「コロナ危機に立ち向かう方法がどうやら見えてきたぞ!(個人的には笑)」)。

とにかくそういうふうに社会基盤というものがはなはだ心もとなくなっているときに、個人的にできることといえば、強い身体強い精神、ですよね(笑)。これしかない。そして酒を飲まないでいれば、基礎疾患とは基本的には無縁でいられますので、コロナに強くなる――というか、現状、り患しないで済む一番確実な方法です。そして強い精神というのは、やはり教師言うところの「机の上すっきり」状態で理路整然と物事を考え対処することです。そのベースには「諦観」があると先日も書きました。物事に固執しないから、それが強さになるといった感じでしょうか。

そのように身体精神ともに武装していくことが、全国民全世界民に課せられているような気もしますよね。断酒の持つ意味が社会的にも大きくなるのでは、と期待しているのですが(笑)。

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