酒やめて、2438日
そもそも「向き合い」たくないのですよ
ジャニーズ事務所会見の「下手打ち」が話題になっているようです。コンサルが指名しちゃいかん記者リストをつくり、それがバレてもーたということですよね。つまり、会見をしゃんしゃんで終わらせたかった。追及されるのが嫌だったということでしょう(ざっくり)。このようなことはジャニーズに限らず、また記者会見に限らず、日本の社会全般にあることです。これに対して「問題に向き合わずどーする」という批判もまたあります。
で、この「向き合う」問題ですが、我々世代もそれこそ小学生の時から、先生や親から言われてきたような気がします。「向き合う」という言葉はそれほど一般的でなかったので「問題からは逃げちゃいかん」です。もちろん一面の真実ではあるのでしょう。
断酒に関しても「自分と向き合うことが大切」とか「逃げてはいかん」ということがよく言われて、これまた真実なのでしょうけれども、私は別の真実があるんじゃないかなと思ったりするので、その辺のところ誰のを頼まれていませんが書かせていただきます。エラソーで申し訳ないですが。
こと断酒に際しては、逆に「向き合わない」「逃げる」は結構ポイントなんじゃないかなあと個人的には思ったりのですよ。自分と向き合って、自分の深いところまで覗き込んで酒をやめるのは、こりゃもうかなりしんどいことあります。とくにアル中時代の私のように深いところがぐちゃぐちゃな人間は、それに一つ一つ向き合って整理し自分で解決していくなんていうことは不可能に近いし、考えただけで酒飲みたくなります。
そういうことではなく、とりあえず酒をしばらくやめてみると、別に自分に向き合わないいいんじゃね、という気分にもなります。
人生がシンプルになるということ
なんというか「向き合う」の反対の「逃げ」の姿勢で生きていくことが可能になるように思うのですよ。たとえば仕事などでも、向き合ってきっちりやるよりも、もう嫌な仕事はしないみたい( ー`дー´)キリッな態度でも、酒飲まなければなんとか生きていける状況になりました。
むろんこのあたりのことは人それぞれで一概に言えないのでしょうけど、最大公約数的に言えることが一つあります。
酒やめると、とにかく毎日が快適になります。それに伴い(?)快適に生きることが至上課題になって、じゃあ会いたくない人には会わない、話したくない人とは話さない、人間関係もシンプルにしていく。そうしたことを指向するようになるんですね。
どーも持前の文章力のなさもあって上手く言えないのですが、このことは逆から考えるとわかりやすいようにも思います。
つまり酒を飲んでいると、人間関係にしてもなんにしても複雑になるんですよ。複雑にしてしまうと言っていいかもしれません。そうすると、それを解きほぐすために「向き合う」ことが必要になる。
でも酒をやめると人生がシンプルになり、嫌なことはしなくて済む。人生と、そして自分のダークサイドに「向き合わなくて」済むんですよーということを言いたいのでありました。
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