アイデンティティに依存して生きたい人は、「断酒」を自らのアイデンティティにしてみるのもいい方法です。

酒やめて、1277日。

「俺は〇〇だから」はもう通用しない!?

「俺は〇〇だから」というのが口癖の人がいます。〇〇は職種だったり属性だったりあるいは所属する組織だったりします。つまりこの「〇〇」が自分のアイデンティティになっているわけですね。

その一点だけを捉えればそんなに悪いことではないのかもしれませんが、ただこれからの時代はこういう考え方は危険なように思います。

その「〇〇」が自分の仕事を限定してしまうからです。「俺は〇〇だから」は、「俺はそんな仕事はやらない」になりがちです。

まあ「そんな仕事はやらない」で済む立場にある人は良いのでしょうが、これからはなかなか難しいでしょう。それができるのは本当にごく一部です。にもかかわらず現状、「〇〇だから」の人が大勢いるのは困ったもんです。

逆に、我々の業界の年鑑の類に作品がよく掲載されているのにも関わらず「俺は〇〇だから」なんてまったく言わず、どんな仕事でも喜んでさせていただきますというスタンスの方もいます。こういう人が今後は強い、というよりも当たり前になるんだと思います。まあこれは私がおっさん的に、同世代あるいは上の世代を前提に言ってるので、若い方の間では常識なのかもしれませんが。

今、パラレルキャリアなんて言われますしね。やはり自分を「〇〇」に限定するのは危険です。公務員でさえ、その雇用についてはいろんな議論がありますし、必ずしも終身雇用というわけでもないでしょう。

ちなみに私の甥っ子で公務員がいますが、どうなるか分からないから副業の種を仕込んでおいたほうがいいよとアドバイス(?)したら、学生の時にやっていたトレーディングカードの売買を、せどりも含めてもうちょっと勉強しようかなあなんて言っていました。それかよ!という感じではありますが(笑)。

なんにしても、自分の能力というか職能を限定することはリスク含みであり、限定しないよう勉強していくことが必要なのは確かですよね。

「断酒」すればすべて解決(いつもながら 笑)

ただしその一方で、「俺は〇〇だから」というアイデンティティを持つこともまた人間にとっては必要なことなのかもしれません。

ところが今や、アイデンティティを持つことが、その種類によっては自分を規定し、それが時代にそぐわなくなっているという面があり、矛盾に身悶えそうです。

で、解決策かなあと思うのは断酒してみることです(出た! 笑)。

断酒じゃなくてもいいんですけれども、自分に何か人生を変えるほどのタスクを課し、それを実行することは、やはり一つのアイデンティティになるのなあというのが実感ではあります。

断酒を続けているという自信があれば、俺は「〇〇だから」と考える必要もないし、ましてやそれを他者にアピールする必要もないし、それにすがる必要もないのですね。無駄にアイデンティティを持つ必要がないと言って良いのでしょうか。案外これは、今後、自分の人生をラクにするひとつのポイントになるのではと都合よく考えております。

ですから自分が「規定」するところのアイデンティティと、時代や社会がなかなか折り合いがつかないと感じている方は、思い切って断酒してみるのも一つの方法ではないかと。

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