長い間、飲酒→寝落ち以外の入眠方法を知らなかったのでした。

酒やめて、2364日

「酒飲まねえと眠れねー」は本当か

ちょっと前に、「「飲酒効果」があるとすれば、それは一時的なものであり、人生においてもそうだよねという話」といった話を書かせていただきました。その中で、若い頃、まだたまにしか飲んでいなかった時代、酒を飲むとよく眠れて目覚めも爽やかだったという経験を記しました。いやこれって、長い人生の中でほんの一瞬だけ生まれた、酒との蜜月と言えるものだったと思いますよ(大げさ)。その後は、酒飲んで寝落ち、そして翌朝頭を抱える(身体的にも精神的にも)というふうになり、それは加齢とともに深化していきました。

そういうふうになったのが20代後半くらいでしょうか。考えてみればそこからこっち酒やめるまで、もう数十年にわたって、飲んで寝落ちするしか入眠方法というものを知らなかったわけですよ。それが唯一の入眠方法だったのです。

なぜ今になってこんな話をするかというと父のことがあります。父も酒飲まなきゃ眠れないということで、だから老人にありがちなパターン――酒くらい飲ませてくれよ~でした。

それが1か月ほど前に入院しまして、酒の飲み過ぎで栄養が足りず足腰がたたなくなったからなのですけれども、そこからは酒を飲まない生活を続けています。

本人は飲みたいんでしょうけれども病院なので仕方がないということで、そして9時になれば消灯するので、しょうがねえから眠るかになっているようです。かなりのコペ転だと思います。

私も、酒やめてしばらくの間は、ほんとに酒飲まねえと眠れねー状態が続いておりまして、これには本当に苦しめられたのですが、ただその中でいろんなことを試すようになりました。寝る前に入眠ストレッチしてみたりとか、風呂にゆっくり入るとか、とにかくネットで紹介されている眠れる方法をすべて試しました。今も、ゆっくり風呂につかる、くらいは心がけていますが、別にそれがなくても眠れる自信(?)はあります。もちろん歳のせいで夜中に何度か起きますけれども。

でもって、数年前からは入眠読書としてKindleを愛用しておりまして、これのいいところはですね、枕灯が必要ないことなのです。モニターが明るいので真っ暗の部屋でも読むことができ、そのまま読書寝落ちできます。モニターが暗転すれば真っ暗の中で眠れるということです。

従来型の紙の本での読書寝落ちの場合、枕灯を消すの忘れると、その灯りに顔付近を照らされたまま眠るハメになり、これは睡眠の質という観点からはよろしくない、ということらしいのですね。

「酒飲まねえと眠れねー」は戦略的入眠で克服できる!?

と、以上のことから導き出される結論(?)が二つありまして、①入眠するにはいろんな戦略があり、良かれと思ったことはすべて試してみるのがよろしかろう、ということです。なにが合うかは人それぞれですし、真っ暗だと眠れない人だっているわけですからね。そしてもう一つは、②「酒飲まないと眠れねー」は父の例でもわかるように、こっちは酒さんの戦略なわけですよ。そしてそれは①を用いることで克服できる、と。

でもって、父も酒レスで眠れるせいか体調は回復しています。やっぱり戦略的に入眠すると質の良い睡眠が得られるのは真実なのでしょう。

そして、これまた当たり前といえば当たり前ですが、酒飲まずに眠る、すなわち睡眠の質を高めると、朝起きてからの数時間がもうめちゃ効率が上がるゴールデンタイムになる。Twitter断酒部の皆さんのツイートなどを見ると、ここにがんがんタスクをぶっこんで来ています。

私は年齢もあって皆さんのようにはいかないけれども、とにかく質の良い睡眠がタスクをこなせる次の日につながるという、やってる人は当たり前のようにやってきたことにようやく気付き、まあもっと早く気づけばよかったといういつもの結論なのですが(悲)。

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