酒やめて、1090日。
知り合いの自称・適正飲酒者が、ストロングゼロの危険さについて知りたいとメールしてきたので、適当なまとめサイトを貼り付けてメールバックしたら、「私はこのような酒は飲んだこともないし、一生飲むつもりもありません」という、なんだかとてもとんちんかんな返事が返ってきました。
ストロングゼロでマウント取ろうとする人々
彼は、何でも知ってなきゃいけないといった類の仕事をしているので、てっきり純粋に仕事上の興味からだと思って、私としてはまとめサイトを貼ったのですが、なぜかそれが彼自身の嗜好というか信念(?)に置き換わっていたことに、少しばかり違和感を覚えたのです。
そしてハタ!と思ったのは、これってストロングゼロマウンティングてやつじゃねってことです。
といっても一般の健全な方々にはわからないでしょうね。しかしアル中業界(?)ならずとも過飲酒業界(?)には、「ストゼロマウンティング」という言葉は……、ないかもしれないけれども「実態」は確かにあるのです。
どういうことかというと、まさに冒頭の人のような「俺はストゼロみたいな酒は飲まねーぞキリッ」てやつですね(笑)。でも普通に酒飲んでいるんだから、ストゼロを飲まなかろうが何しようがあんまり関係ないと思うのですが、マウント取りたい人のなかでは、とにかくストゼロだけは飲まないのだから俺はアル中じゃないという誇り(?)があるようなのです。
どうもメールしてきたおっさんもそのタイプではないか、と(笑)。
ストゼロさえ飲まなきゃ大丈夫、ではない(笑)
実は私は、このブログにも書いたことがありますが、キンミヤという甲類焼酎(25度)をストゼロで割って飲んでいました。ですからそういうマウント取りたい人からとってみれば、底辺も底辺、最底辺で蔑むべき存在です。マウンティングするには格好の標的とも言えます(笑)。
でもねえ。そういう最底辺から上を見上げれば、当然ながら、ストゼロ飲む飲まないは関係ないでしょ、になりますよ。むしろストゼロ飲んでないから大丈夫という考え方のほうが、実際にストゼロ飲むより危険なんじゃないかと思いますねー。
つまりですね、「俺はストゼロ飲んでない」と「問題飲酒ではない」は決してイコールではないのです。当たり前ですが。ストゼロ飲んでいても問題飲酒じゃない人もいれば、ストゼロを飲んでなくても問題飲酒な人は大勢います。そして問題飲酒の人ほど、俺はストゼロ飲んでないマウンティングをしようする……、どうもそんな気がするのです。
今、ストゼロの弊害がいろんなところで声高に言われていて、さすがに規制されるんじゃないかなどとも噂されています。で、そうしたストゼロのあまり語られない、しかし大きな弊害に、線引きをしちゃったところ、ある種の基準になってしまったことが挙げられるのではないでしょうか。「ストロングゼロ飲んでなければ問題飲酒じゃない」という間違った価値観を世の中に呈示してしまったのです。やっぱり罪深い飲み物ですよ。
ま、こんなふうに偉そうにヒョーロンできるのも、断酒したからこそ、なんですけどね(笑)。