「酒飲まない」は、持ち家よりも強力な人生の武器になる!?

酒やめて、1084日。

老後のことを考えるととりあえず住居は確保しておけ、ということがよく言われます。持ち家ですね。年金が足りなくても、持ち家さえあれば何とかなる、住むところがすべての基盤だというわけです。いざとなれば、リバースモーゲージも使えますし。

とにかく固定資産税の割高感が半端ない!

本当にそうでしょうか。確かにこれまで、日本の社会における人生設計は、すべて不動産取得中心で考えられていました。でも、これからはそうじゃないと言われて久しいものがありますが、ついに皮膚感覚でそれを感じるようになった、というのが今回の話です。もちろんお酒のことも絡んできます。

今ですね、ちょっと固定資産税高すぎじゃねって話はよく聞くところです。私などはかなり前に家など売っぱらってしまったので(酒起因で手放したわけではない。いやちょっとあるかも)、そんな下劣なものとは関係なくなりせいせいしているのですが(笑)、なぜ今になって「高すぎじゃね」かというと、実勢価格に比べて、ということです。

ご存じの通り、固定資産税は路線価に応じて決定されます。そしてこの路線価は実勢価格よりもだいぶ安いというのが、まあ日本の戦後の常識だったわけですよね。庶民感覚(死語)からすれば、実勢価格は場所にもよりますが、住宅地の場合、路線価の1.5倍から2倍てなところだったのではなかったか。

ところが現在は、路線価と実勢価格が限りなく近づいています。我々世代は相続世代でもあるんですが、遺産分割で親の家屋を売ろうとしたらあまりにも安いのでびっくりした、一体今まで払ってきた(親が、ですけど)固定資産税は何だったのよという話も、非常によく聞くところです。

年金生活ということを考えたとき、当然ながら固定資産税は大変な負担です。その一方で人口減少もあり、都心など一部を除き賃貸物件家賃は下落傾向です。どことは言いませんが、東京近郊でも、すさまじい状況になっている地区もあります。

今後、一軒家の固定資産税と、夫婦ふたりなら暮らせる程度の賃貸物件の家賃一年分は、もちろん場所にもよりますが、かなり近接してくるんじゃないですかねー。そうすると、持ち家などとっとと売って現金確保したほうがよくね? という判断もあると思います。賃貸に関しては、高齢者優遇の制度もありますし。

今、日本の不動産をほしがっている中国人が多数いることを考えると、こうした状況は今後、なんかものすごい問題に発展しそうな気もするんですが‥。と、煽ってみます。なぜなら、そういうことを小説(らしきもの)にしてみたからです(笑)。超絶暇な人はここに置いてあるので読んでみてください(笑)。

もう持ち家は頼りにならない!

ともあれ老後のことを考えると、持ち家は基盤にはならない、むしろ固定資産税分だけ足を引っ張る。「持ち家立老後」は、これからは通用しないと考えてもよさそうです。

では、何を基盤に引退後の生活を立てていくのかを考えると、少ない年金だった場合、やはり「酒やめる」になるのではないでしょうか。酒がなければ、現実問題としてお金をあまり使わないのはもちろん(参考「粗食に慣れることと、それによる時短もまた断酒の効用だと思う」)、なにしろ明日の酒代の心配をしなくていいというのがものすごーく精神的にラクです。

よく昔の漫画やドラマなどで、「明日のお米はないわよ」みたいなシーンがありましたけれども、アル中にとって、いやアル中じゃなくても常に飲酒している人間にとって、明日飲む酒がないこと、明日飲む酒を買う金がないことは、もう自分の足元の大地がなくなったような気分がするものなのですね。家がないことの不安なんてものじゃありません(笑)。

だから結局、老後のことを考えても、今から酒のない生活を身につけておくことは、重要な人生戦略かと。「酒レス立老後」てやつですね。もちろん酒飲まなきゃ、齢をとってからも副業(本業引退していたら本業になりますが)や投資などもやりやすいですし。

にほんブログ村 酒ブログ 禁酒・断酒へ
にほんブログ村

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする