飲酒生活が深度化すると、体系的に物事を考えられなくなっちゃうよね、という話。

酒やめて、1856日。

秀才は机の上もアタマの中も整理されている!?

一昨日、「「飲酒習慣→汚部屋」が象徴する、酒の本当の恐ろしさとは」という記事を書かせていただきましたが、この「片付けられネーゼ」問題を、もうちょっと深掘りしてみたいと思います。

思えば高校の時、先生によく言われてましたよ。以前も書いたことがありますが、机の上を整理できない人はアタマの中も整理できていない、と。

Twitter上で私が勝手に断酒仲間認定させていただいているダメリーマン斉藤さんも、以下のようにツイートしています。

いやいやいや、これは精神論ではなく科学ですよね。

学校のことでいえば、秀才と呼ばれる人は机の上もノートも、そして自室もきっちり整理していて(「天才」はどうか知らんが)、当然、アタマの中も整理されていて、だから体系的に学んでいくことができ、成績もアップするし受験にも成功する、といった構造になっていたのでしょう。ざっくり「科学」すれば(私はその正反対だったのでよくわからんが)。

いわゆる高学歴者はこういうことができているからこそ事務処理能力に長け、したがって仕事もできるという側面は確実にあると思います。その「体系的にやる部分」がAIに置き換わるということで、今後はどうかはわかりませんけれども。

ともあれ飲酒習慣があると、たとえば部屋を片付けたりする気力と、それから時間も失われますので、必然的にアタマの中も整理されず、仕事をはじめとしたタスクを体系的にやっていくということが非常に難しくなる……という理屈になると思います。私の場合、まったくそうでしたね。即物的なことを言えば、仕事環境が片付いていないと、何をするのも「探す」から始めなくてはならず、非常に効率が悪いのですよ。

執着心ベースの資料厨も危険?

こうした状況に、酒による執着心というものが加わってきます。

冒頭の先輩の話に戻りますが、先輩は、いわゆる資料厨というタイプの人ですからそれが捨てられない。そして分類がめんどくさいので、片付けができないという事態に陥っていると思われます。

この辺のところも非常によくわかるのですよ。酒を飲んでいる頃は、やっぱり私も資料厨で、資料を抱えこめば仕事をしたような気になっていました。そして、資料集めという行為は執着心と強く結びついていて、さらに飲酒習慣によって執着心が強くなるという側面は確かにありますから、酒飲む→執着心が強くなる→資料にも執着する→資料捨てられない→片付けられない→体系的効率的に物事がこなせないという負のチャートができあがる寸法です。まあこれは若干こじつけかもしれませんが、飲酒習慣によって執着心が強くなるというこの「こじつけ」の出発点だけは厳然たる事実です。

ところで断酒友の仕事場にその件の先輩が来た時、なんだ資料が少ないな、と指摘したそうです。でもこれからはタブレット一枚示して、これに全部入ってますから、と言えばいいわけですねー。つまり部屋を見て資料少ないと指摘する、そのこともレガシー的行動になっているわけで、思えば遠くに来たものでありますよ。

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