「面倒くさがり屋ほど酒をやめやすい」という謎理論がここに完成いたしました。

酒やめて、1746日。

アル中になりやすい性格は、それを逆手に取ることもできるのだ!

一昨日、「飲酒時代に背負っていた荷物は、もう再び担ぐ気にはなれません」という話を書かせていただきました。ちょっと言いきれてない部分もありますし、そうした気持ちが何をもたらすかということについて今日は述べたいと思います。誰にも頼まれちゃいませんけど。

さて、このブログではこれまで、「メンタル弱い人ほど断酒に成功するという超理論が発見されたぞ!」「「自分が好き」な人ほど断酒がしやすいという謎理論(?)がここに完成しました」といった理論(?)を展開してきました。アル中、アル依になりやすい性格というものがあり、しかしそれを逆手に取ることもまたできるのではないか――大それた主張ではありますが経験論でもあります。

そして面倒くさがり屋あるいはなまけ者というのもアル中になりやすい性格であり、しかし、これも逆手に取ることができるということを本稿では言いたいのであります。

一昨日書いたように、飲酒生活というものは、飲んでる時は気付かないけれども、膨大なタスクを自分に課し、その荷物を背負っていることにほかなりません。そして酒をやめると、荷物の重さに気づきます。その重さに思いを馳せるともう二度と担ぎたくなくなり、それが断酒を続けるモチベーションになります。

で、このことを突き詰めていくと、担ぐのが面倒くさいと思う人間ほど、断酒が続けやすいのではないか。実際、私がそうです。

酒飲んでいたがゆえにタスクも増えていたのだった!

私は、自慢するわけじゃないですけど、生来の面倒くさがり屋です。やらなきゃいけないタスクを先送りにしてしたがるタイプで、それは親や教師からさんざん指摘されてきました(汗)。

そして、大人になってからというもの、そのやらなければいけないタスクをとりあえず忘れるために酒を飲んでいた、やりたくないから酒を飲んでいたという面が確実にあったと思います。

それでもなんとか社会生活と折り合いをつけていられた、甘い(?)時代を生きて来られて、ある意味幸運だったかもしれません。が、今は、そしてこれからはそれはまったく許されません。そんなことをやっていたら、完全に人生詰んでしまいます。

だから酒をやめたほうがいいということになるのだけれども、実は人生のタスク(≒背負うべき重荷)の一部は、酒飲んでいるがゆえ、といったものでもあるのです。これがなくなると、本当にやらなきゃいけないことだけが人生の中に残る。

しかも当然ながら、酒を飲まない清明な頭でサクサクこなすことができる。なおかつ大きいのは、これもいつも書いてますが、どんなことでも(たとえば掃除のようなことでも)若干ながらでもドーパミンが出てくれることを脳が覚えるのです。そうするとますますサクサクこなせるという良い循環が生まれるのですね。

このあたりのことは説明しにくく、また個人の実感に過ぎないかもしれないですけれども、とにかく酒をやめるとタスクが少なくなり、しかもサクサクできる。そして、今の「こなせる」感を維持したいという、面倒くさがり屋ゆえの思いがもたげてくる。したがって面倒くさがり屋、怠け者ゆえに断酒を続けられるという論理が、ここに完成するのであります。

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