飲酒と「面倒くさい」は手に手を取ってやって来て、そして未来を奪っていく。

酒やめて、2388日

酒飲む以外は、ぜーんぶ面倒くさい!

一昨日、「酒飲まずに「なるかならんかわからん」ことができるかどうかで決まるよね」という話を書かせていただいたんですけれども、気がついたことがあるので、もうちょっと深掘りさせていただきます。

一昨日、ブログをアップした後に『文章で金持ちになる本』という本を読んでみたらものすごくいいことが書いてあったのですね(下)。さすが、しかまる先生です。

稼げる人とそうでない人の違いは、面倒くさいことをやったか、やってないか。ただそれだけの差なのに。

そうそう、これが言いたかったんですよ、私というところの者も。「面倒くささ」です、そう、面倒くささ。

その面倒くさいことできるかどうかってことが、飲む飲まないという一つの判断材料になるんじゃないでしょうかね。ここでいう飲む飲まないとは、自分の人生を酒とともに過ごすか酒なしで過ごすか、ということです。万人がその決断を迫られているのは、いつも書いている通りですが、余計なお世話ながら、また誰にも頼まれてもいませんが、考察を進めてみたいと思います。

自分の経験からいうと、飲酒習慣があって毎晩飲んでくれていると、諸事、面倒くさくなります。家事にしても仕事にしても何にしても、です。その極端な例が汚部屋化したりすることなのでしょう(参考「「飲酒習慣→汚部屋」が象徴する、酒の本当の恐ろしさとは」)。

実はうちの父も廃用症候群と言われたのですが、要は身の回りのことに対するやる気が、まったくなくなってしまう、と。父の場合は、むろん老化もあり、それプラス酒なのだけれども、飲酒は高齢者とは呼べない人からも気力を奪っていきます。

酒さんが意思を持って「面倒くさい」をもたらすのだ

なぜかというと、ここからは仮説であり妄想含みですが、酒さんが意思を持っていてそのように仕向けるからなんですね。他のことを全部面倒くさく感じさせるのは、酒さんの戦略なのですよ。

酒を飲むことは、一番面倒なく脳汁を出さしめる行為ですからね。酒を飲むにあたっては、咀嚼すら必要ありません。「酒が液体でほんとに良かった」とは、酒飲みにとってはけだし名言です。

ともあれ、そのように気力が湧かないとなると、酒を飲むことが唯一のやりたいことになってしまい、繰り返しますが、これは酒さんの完璧な戦略です。

さて、この「面倒くさい」をキーワードにすると、むろん気づいてる人は気づいてるんでしょうしまったくもって今さらですが、ほんとにいろんなことがわかりますよ。私なども飲んでた時代は、「面倒くさい」が人生を覆っている感じでした。でもって繰り返しますが、酒飲むことだけが面倒じゃなかったのです。そしてこれが不思議なのですが、飲むためならどんな「面倒くささ」も厭わなくなるのです。

飲む以外、なーんもできないもんだから、むろん人生の仕込みもできない。まさにタイトル通り「未来を奪っていく」がめでたく現出していました。

その伝でいくと、飲んでもいい人というのもいて、それは酒を飲む以外のことを面倒くさいと思わず、パリッとできる人ですよね。

まあ私のようなものが飲んでいい悪いなどと規定するのもおこがましいことではありますが、ただ明らかに「面倒くさい」の沼にはまっている輩から、飲んでいないことをあれこれ言われたくないなとは思ったりする次第です。

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