酒やめて、1126日。
新型肺炎で「無駄なミーティング」撲滅!?
新型肺炎による在宅ワーク推奨で、大勢で集まらない、人に会わないというライフスタイル(?)が一躍脚光を浴びているように見えます。私の場合はもともと在宅ワーク、正確にいえば仕事場を借りてそこで寝泊まりすることが多いといった生活でしたので、外に出る機会は普通の人よりは少なかったのです。
ただし自分自身の性向としては、近所のお散歩から海外まで外出は大好きでした。そして外出といえば乗り物に乗ることです。乗り物の車内でのビールというのが、飲酒時代はやはり至上でしたねー。
だって考えてもみてくださいよ。乗り物に乗るということは景色を眺めるということです。でもって流れゆく景色を眺めながらの酒、というのは、もう最高の飲酒シチュエーションなのであります。ですから断酒した今でも、出張などで新幹線や特急に乗るときは結構やばいです。
とくに隣の席の人がプッシュして、酒の匂いが流れて来たりすると拷問ですね。でも最近は、あまりそういうこともないです。車内で飲む人は確実に減っています。
それはともかく、今、世間は外出NG、とまではいかなくても、そういう雰囲気なわけですよね。そして私のような、もともとの在宅ワーク者においても、やっぱりこういうご時世だから直接会って打ち合わせするのはやめよう、とか、あるいは会議の類が中止になったりしています。
で、人と会った後はやはり飲みになるケースが多かったわけです。会議などなら二次会の飲み会はパスできますが、少人数の打ち合わせではそういうわけにはいきません。あまり飲みたくない相手なら渋々と、好きなメンバーなら酒抜きでも嬉々として付き合ってたのですが、そういうこともこの肺炎禍からこっちなくなっています。
まあこのまま飲み会が衰退してくれればいいなあと思ってる人は多いのではないでしょうか。もちろんそんな呑気なこと言ってられない人もまた多いとお察ししますが。
世の中、インドア志向に追い風が吹いてる!?
さて私の話を続けさせていただけば、外出大好きだったところ酒をやめたらだんだんとインドア志向になってきました。
まず、一番簡単でお金がかからない暇つぶしとして掃除をよくするようになったので、仕事場が常に片付いていて快適ということがあります。掃除も快楽物質を出してくれる作業のようにも思います。
また今は、テレビのほかにも外出しなくてもコンテンツ享受できる環境がありますよね。私はネットフリックスの類のものには加入してませんが、それでもGYAOなどでただで映画を見せてもらっています。今、名作『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督の初期作品である『チチを撮りに』が配信されているので、それを観ることができてめちゃラッキーでした。
また当然ながら本にしても、読みたいと思ったらすぐに届くし、さらにメルカリやヤフオクなどは、実際に購入しなくても見ているだけでウインドウショッピングの代替になり、外出欲を抑えられます。
昔はインドア志向の人間を馬鹿にしてたわけじゃないけど、やっぱり海だ山だ得意先だ、そしてもちろん立ち飲み屋だーだったのです。それが本当に変わりました。インドアの楽しみがわかるようになってきたのです。新型肺炎を奇貨としてその楽しみがさらに深くなっているという感じですかねー。
断酒とインドア志向は、手に手をとってやってくる。それを新型肺炎であらためて確認したかたちです。そしてインドアが楽しいというのも断酒のモチベーション足りえます。
逆に言えば、飲酒時代にこのような状況になって外に出るなと言われていたら、相当にストレスが溜まっていたでしょうね。
酒やめててよかった、といういつもながらの結論です(笑)。