清潔大国日本がコロナ後の世界で勝ち組になるという確信。しかし唯一のウィークポイントは……。

酒やめて、1341日。

インフルエンザの患者数が4人とか!

ちょっと前の記事ですが、なんとなんとインフルエンザの患者数が9月時点でたったの4人だそうです。ちなみに前年同時期は5000人を超えています。インフルエンザの流行期はこれからですので手放しで喜べない(?)のでしょうけれども、ただし当然ながらこれは、コロナの感染対策が奏功したものと分析されています。

そのコロナについても、日本の防疫は世界標準では大成功だと日本以外のメディアは伝えていますよね。

もちろん感染者数は検査対象者数によって決まりますので、すべての国を一律に比べることはできないのでしょう。しかし、こと感染者における死亡率は嘘をつけません。ここにおいて日本は世界の中でも際立って低い数値(=1.86%)を示しています。そしてこれは、日本の高齢化率の高さを考えるとやはり驚異的と言っても良いと思われます。

で、インフルエンザの患者数の驚異的な少なさは、冒頭に書いたように、やはりコロナの怪我の功名といったところなのでしょう。

もともと日本は清潔大国であったところ、コロナ感染防止の観点からの手洗いやマスクの徹底を行ったわけですよね。ちなみに結核の患者数も1月から4月までの統計ですが10%以上減っているそうで、おそらく5月以降はもっとでしょう。個人的には中国との接触がなくなったからではないかと邪推しております。日本のメディアは口が裂けてもそうは言わないでしょうけれども。

ともあれ、もともと日本は清潔大国であったところ、コロナによってさらにその特性を際立たせました。そしてこれはもう習慣の問題ですから、コロナが収まった、というか、社会生活がコロナを踏まえた通常営業になった後は、スーパー清潔大国としての姿がすっかり定着しているでしょう。

またもう一つのコロナ副産物としては、日本は遅れている遅れていると言われていた学校現場へのICT導入が、一気に進んだことが挙げられます。単に機器が導入されたというよりも、先生や生徒がICTでの学びのツボをつかんだところが大きいのではないでしょうか。

というわけで今後は若者の資質も変化していくわけで、私はネトウヨ(?)として、日本はアフターコロナの世界をリードできる存在になれる、とまでは言い切りませんが、ただしかなり良い立場にいられるかも、とは考えています。

ただそんなスーパー日本、日本2.0ですが、一つウィークポイントがあるんですよね。ご存じ、酒ですよねー。さっきの結核の関連ですけれども、日本が先進国の中で際立って結核罹患率が高いのは、もちろん高齢者率の高さがベースにあることは間違いありませんが、アルコール依存症との関連も指摘されています。

ビール100ml飲むのに必要な労働時間が1分42秒とか!

日本は、アルコール依存症になるハードルが世界の中でも際立って低い国ではないかと思います。東洋人であるからアルコール耐性が低いという人種的特徴がまずベースとしてあります。その上で、これもいつも指摘していますが、もう酒がめちゃ手軽に安く手に入るし、社会がそれを是としています。

酒が安すぎるという点については、私の学生時代、80年代の初頭ですけれども、その頃と比べてみるともう驚くほどです。このブログでも何度か触れていますが、私の学生時代、発泡酒や第三のビールなどといったものはなく、普通のビール大瓶一本(633ml)が330円で、学生のアルバイト時給はといえば400円程度でした。ですから100mlのビールを飲むにあたって必要な労働時間は8分弱です。一方、今、第三のビールが値上げされましたが、実勢価格として350ml缶一本100円としましょう。そして時給を1000円とすると、100mlを飲むために必要な労働時間はわずかに1分42秒です。嗚呼! うらやましい。

これって何気にとんでもないことですよ。そしてポストコロナの中で、日本が、とくに有為なる若者たちが力を発揮していくためには、そりゃまあ断酒が一番なんでしょうが、そこまでいかなくても、こうしたことに代表される、アルコールの罠にとらわれるハードルの低さというものを常に意識する必要があるような気もしています。

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