酒やめて、2712日
GIGAZINEがまたトンデモ記事を!?
酒をやめると付き合いというものは確実に減ります。なので、孤独になるという側面はあるでしょう。この問題は避けて通れないことだと思います。酒を介した関係はそれだけのものだったとも言われますが、この辺りは難しいところで、「それだけ」の関係はそれはそれで貴重だったりもします。
ところで最近、GIGAZINEの記事で「陰謀論者の中年は学生時代に「ぼっち」だったとの研究結果」といったものがありました。私は、GIGAZINEは翻訳ニュースサイトの東スポだと勝手に思っていて、実際トンデモ記事も多いのですが、ただ「1日缶ビール半分のアルコールでも脳は萎縮することが判明、飲めば飲むほど指数関数的に悪化」といったものに代表される酒害記事を度々アップしていることもあり、断酒erの味方(?)のような気もして勝手に肩入れしております。しかし本家(?)の東スポですが、「〇〇の東スポ」なんていう言い方はあまりしなくなりましたね。それだけスポーツ新聞という媒体のプレゼンスが限りなく低下しているからでしょう。
さて、肩入れしているにも関わらず、件の記事は直接見つけたわけではなく、長年愛読している庄内拓明さんのブログで知りました(参照「30年以上の孤独体験は陰謀論者の中年を作る?」)。
そして拓明さんはこの記事に関連して「私の場合は常に仲間には恵まれていたのだが、時々は鬱陶しくなって敢えて孤独を求めたりしていたなあ。海とか山とかに一人で行くのが好きだった(とくに登山はほとんど単独行だった)のは、そういうことだったんだと思う」と述べております。そこで、私としては考えてしまったのですね。世の中には以下の4つのタイプの人がいる、と。
①「ぼっち」耐性はあるけれども周囲に恵まれているタイプ
②「ぼっち」は嫌いで周囲に恵まれているタイプ
③「ぼっち」耐性があり、パートナーもいなくて友人も少ないタイプ
④「ぼっち」は嫌いだけれども、パートナーもいなくて友人も少ないタイプ
庄内さんは①ということになります。私は③であります。
で、結婚詐欺的なものに遭ったりするのは④のタイプなのでしょう。そして周囲の人間に対してかまってちゃんぶりを発揮します。ついでに言えば、かまってちゃんした挙句、マウントを取りたがるのもこのタイプです。
ちなみにそういう人に対しては、私は一流のホテルのフロントクラークが怪しげな客に対して取ると思われる、きわめて丁寧だけれどベースに冷たさがある態度を取るようにしています(性格悪い)。そしてホテルということでいえば、マウントを取りたがる人間は、一流ホテルのフロントで威張りたがる人間と通じるものがあります。
「自分はインデペンデントだ」と確認できるのだった
それはともかく、酒と人間関係ということについて、断酒するとそれでなくなる人間関係もあります。ただし大前提として、人間関係というのは最低限にしたほうが人生心地よくなります。少なくとも、③のタイプとしてはそのように思います。
とにかく、嫌な人‥とまでは行かなくても、なんとなく違和感を覚える人とは、折り合うよりも離れるほうがずっとラクであり、酒を飲まなければそれがしやすいのです。④の人もそうだと思うのですが、ただそれがわかってないのでしょう。
とまあここまでは常識の範疇かもしれませんが、断酒ブログ的に言いたいのは、ですね、酒を離れると、自分が「ぼっち」耐性があることを再確認できることです。自分はインディペンデントな人間なんだということを確認できることでもあり、自己肯定感アップにつながります。
逆に飲んでいた時代は、自分は社交好きな人間だ、そしてそのために酒が必要だと酒さんに思わされていました。そして実は、③と④の区別はあいまいであり、④タイプも、もしかしたら酒さんにそう思い込まされているのかもしれません。
要は自分がどんなタイプか、本当の自分はどういう人間なのか知るためにも、酒をやめてみる価値はあるということですねー。
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