【お役立ち記事?】東京スイーツ屋さんものがたり。

酒やめて、1302日。

東京スイーツ屋さんものがたりの「始点」といっていい超老舗洋菓子店・近江屋洋菓子店の名作。一周回って時代に適合してきた!?

酒やめて、スイーツが大きなプレゼンスを持つように!

不定期更新にして第一回目は、せっかくなのでお役立ち記事にしてみたいと思います。いや、お役立ちになるのかどうか(笑)。

酒やめると、甘いものが欠かせなくなります。もちろん糖尿病リスクや肥満リスクもあり、付き合うのはなかなか難しいものがありますが、とりあえず酒の代わりにスイーツというふうに指向としてはなります。そしてこれを上手く役立てることが、断酒を続けるポイントなのかもしれません。

で、単純に摂取するものとしてだけでなく、行動という点でも、スイーツが大きなプレゼンスを有してくるようにも思います。

つまり、酒飲みにとっての「せんべろ」という時間を潰せれる場がなくなってしまうので、その代わりにどこへ行くかという問題が出来してきます(おおげさ)。もちろん、スタバなどのカフェもその代替として存在感を持つのですが、専門のスイーツショップ、要はイートインできるケーキ屋さんに行くという選択肢が、がぜん意味を持ってきます。

幸いにも今は、おっさんが一人でケーキを食べていてもそれほど奇異な目で見られることもありません。イートインケーキ屋で、ノートパソコン開いて仕事(?)している人も見かけたりもします。スタバと同じような感覚で利用でき、かつ質の高いスイーツで幸せになれるという寸法ですね。むろん、カフェみたいに長居はできませんが。

ケーキ屋デートが定番だった時代もあったのだ

そのケーキ屋さんですが、我々が大学生だった時代は、今よりもかなりプレゼンスが大きかったと思います。デートなどでケーキ屋さんに行くということですね。今ではあまり考えられないかもしれません。

一つには、今と違って80年代の大学生はわりにクルマで動いていましたので、郊外のケーキ屋は、デートスポットの大きなひとつとなっていたことが挙げられます。

ちょうど世の中はアメリカンタイプのデカいケーキブームであり、その中で存在感を発揮してたのはやはりエスト(吉祥寺・六本木)とストロベリーファーム(仙川・新宿)でしょう。この両店については今や一部で伝説と化している部分もあり、以下に詳しいです。

今はない仙川「コーヒーハウス・ストロベリーファーム」を知っている世代の人に、懐かしの写真を。1982年。

これはブログの一記事ですが、前後の記事を検索すると、いろいろ事情がわかって興味深いです。

またストロベリーファーム新宿店は、ザ・コレクターズの「明治通りをよこぎって」という曲の歌詞にも登場します。今、「ドルチェ&ガッパーニ」が話題になってますけど、当時は今以上に、歌詞に固有名詞が出てくることが衝撃的でした。それくらい、ストロベリーファームは時代と分かちがたく結びついたアイコンだったということでしょう。

さらにチェーン店としてアンナミラーズが出現(チェーンといっても今は一店だけになってしまいましたが)。ある年代以上の方なら常識ですが、制服も衝撃的でした(笑)。ステーキ店のトニーローマもかなりのものだったと記憶しており、エッチな制服の二大巨頭でもありました。むろんアンミラも「大きなケーキ」を売りにしていました。

この路線で多店舗展開したのはイタリアントマトです。今でもイタリアントマトは定番のカフェとして残っています。ただし成城の街からは早々に撤退しました。街の雰囲気に合わなかったのでしょう。成城では、80年代のアメリカンケーキ大ブームの頃からアルプスという老舗ケーキ屋さんが存在感を有しており、成城マダムや日本女子大附属のお嬢様などが出入りしていました。

かつての成城のイタリアントマトは南口にありましたが、今、南口には、アルプスから枝分かれしたプレリアルという名店があり、このこともなんだか象徴的です。

さて、アメリカンケーキブームの、いわば前史となったのがモロゾフトップスでしょう。改装前の西武新宿駅PEPEには二つの店舗が仲良く並んでいました。改装後は行ってないのでわかりませんが、フロア図などを見るとトップスは撤退したようです。

またこの大きなケーキブームの頃からアルプスとともに正統派ケーキ、それもお洒落系を提供してきたケーキ屋さんは渋谷にあったブールミッシュでしょう。現在は、銀座にも店を出しすっかり大御所になっていますね。

90年代に入ると、大きなアメリカンタイプのケーキが廃れ、その一方でティラミスやカヌレなど、お店じゃなくて「種類としてのスイーツ」ブームが来ました。これは雑誌のHANAKOが仕掛けたとされています。これらのうちティラミスとパンナコッタはもうビストロのデザートの定番中の定番として定着しています。

そんなふうな90年代ですが、ここでのスイーツシーン(おおげさ)の二大巨頭ともいえるのがオーボンビュータンとクレモン・フェランです。ただしクレモン・フェランは惜しまれつつ閉店してしまいました。一方のオーボンビュータンは隆盛を極めているようですね。数年前に店舗も環八沿いに新築しています。

オーヴォンビュータンについては、断酒友がレポートしています。確か一緒に行ったんじゃないかと。おっさん二人で(笑)。

オーヴォンビュータン(パンとアイドル、時々コスメ)

オーボンビュータンの画期的なところは、シャルキュトリに力を入れているところでしょう。食全体を俯瞰した上でスイーツを展開しているのです。実際、私がアル中時代にお世話になっていた尾山台商店街にある酒屋さんの先代主人によれば、同店スタッフはワインについても知悉しており、フランスにも勉強に行っているのだとか。

そもそもオーボンビュータンからして、オーナーシェフの河田勝彦さんがパリで10年以上も修行して開店させたお店です。クレモン・フェランの酒井雅夫さんもそうですね。そして、このように欧州で修行したパティシエール、それもスイーツ専門ではなく、広く食を知悉しているシェフが、両氏のお弟子さんも含め、これ以降の日本のスイーツ界を牽引します。ここにいたって日本のスイーツもホンモノになったということでしょうか。私はこの頃もう飲んだくれていましたが。

私にとってのスイーツとの付き合いはアル中時代という大きな空白があったのですが、ここに来て、スイーツのなかでもパフェの存在感が大きくなっているように見受けます(常識?)。ただし、昨今のインスタパフェはお上品かつ高価すぎですがな。

そのなかで、古くからの駅前果物屋が展開するパフェ屋さんも注目していいんじゃないかと。高野フルーツパーラーなどはそうですが、まあお高いです。しかし庶民的なところもあります。

昔は駅前一等地に、お土産の果物を購入するための果物屋さんがあることが街の定番だったようです。このあたりは、泉麻人さんなどの著作に詳しいです。その伝でいえば、たとえば古くから下高井戸で果物屋さんをしていたマルシ・フルーツショップ(地元では「宍戸さん」と呼ばれているらしい)がパーラーを出しているのは、ひとつの象徴です。

というわけで、そのパーラーシシドを含め、最後に私のお薦めの酒レスデート(?)コースを記しておきます。ご参考までに。なお、スイーツ系のお店は閉店時間が早いですからランチデート向きかもです。

[経堂]

弘楽(街中華)→イチマン

[桜上水→下高井戸]

木々(和食)→パーラーシシド

[馬事公苑]

トラットリア コンタディーノ(イタリアン・ローマふう)→ヴォアラ

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