飲酒の代替行為としての運動が、がん(仮)のような不条理に立ち向かう武器になるとは、これってかなりおトクな話ですねー。

酒やめて、2066日。

現代の全身麻酔は本当にすごいのだった!

ちょっとブログをお休みしてしまいましたが、ぼちぼち書き始めてみたいと思います。「闘病生活(大げさ)」のことも含め、断酒とのからみでお役に立てることもあると思いますので。

えーと一昨日、がんの疑いがある腫瘍の摘出手術を行いました。おとといのことだというのに、もうこんなふうにブログが書けているのは、ちょっと信じられない感じもします。まあ私の場合、手術といっても開腹ではなく腹腔鏡手術であったことと、そして医学の進歩というやつなんでしょうねー。とくに最近は早期日常生活復帰ということが叫ばれていて、手術したからといって「大事に大事に」というわけでもなく、手術翌日からリハビリが奨励されました。

なので入院している病院のフリースペースのようなところでコンビニコーヒーを飲みながら書いている次第です。

まず手術のことをご報告しておくと……といっても今から書くようなことは経験された方なら誰でも知っているのでしょうが、手術自体はあっという間でした。現代の全身麻酔術はすごいです。華岡青洲が知ったら文字通り真っ青ですよ。

最初に点滴で薬を入れ、そのあと鼻と口から吸引するのですが、そんなことで「腹に穴を開ける」ような乱暴な(失礼)手術に痛みも感じず耐えられるかいっと半信半疑だったのです。だから絶対に眠らないようにして、ちょっとでも感覚があったらすかさずアピールしようと身構えていたのですよ。

目を瞑って~と言われたときは一度瞑ったのですが、試しに開けてやろうと思いがんばったのですがどうしても開かない。その「どうしても開かない」という感覚が最後で、次の瞬間には手術が終わって集中治療室みたいなところに寝せられていました。あっという間とはこのことですわ。

Twitter上で私が勝手に断酒仲間認定させていただいている方々からは「がんばれ」とお声がけいただき、おおいに勇気をいただいていたのですが、ただ、私はな~んもしなかったということです(汗)。

「運動身体」になっていたから、術後もラク!?

もちろん「がんばる」のはむしろ術後でしょうが、これについても、さして苦労は感じていません。

腹腔鏡手術程度でエラソーにすることでもないのですが、ただ医者が言うには「回復力は(ジジイのわりには)すごい、運動をやっていたからだろう」。むろん励まし半分でしょうけど。

我々断酒者の場合、運動は体力増強というよりも、むしろ精神的側面を重視しているわけじゃないですか。飲酒の代わりに脳汁を出してくれるものとしての運動ですよね。それが、こんなところにも効用があったとは、酒やめて筋トレ、ラン、あるいはサーフィンに励んでいる皆さん、安心していいですぜ。と、エラソーで申し訳ありませんが、先達として申し上げておきます。

この術後のラクさというのはポイントでして、(いくら手術そのものがあっという間とはいえ)これでなかなか身体の機能が正常に戻らなかったりしたら、生きようという気力もそがれますもんね(ちなみに、この記事を書き始めるまでは、たりぃなあ~とか思っていたのですが、書くうちに脳汁が出てきて、生きることに対してポジティブになるのでした。「書く」ことの力もすごいです)。

ともあれ、酒やめてその代替行為としての運動が、たとえばがん(仮)のような不条理に立ち向かう武器になるとは、これってかなりおトクな話ですよねー。

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