断酒して長いのに肝がん(仮)になるとか、やっぱり飲酒習慣は「百年殺し」ですよ。

酒やめて、2056日。

なぜ松坂はメジャーで活躍できなかったのか

こともあろうに肝臓にがん(仮)が見つかった件について、ここのところ書かせていただいております(参考「断酒して5年半になるのに肝がんとか。そりゃないやろー(悲)な話」「【メメント・モリ】断酒者の場合、「悔いなく生きよう」と「好きなことやってよかろうもん」はニアリーイコールである件」)。

酒やめて5年半ですから、飲んでいた時代からがんがあったとはあまり考えられず、酒やめてしばらくしてから「できた」のでしょう。そう思うと、これはあれだな、松坂(大輔)だなと私は唐突に思ったのです。

私は松坂大輔の大ファンでした。歴代の野球選手の中で一番好きかもしれません。

なぜ好きかというと、運動神経の悪い私のような人間が、こうでありたいという憧れを正しく体現してくれていたからです。躍動感にあふれるフォームと糸を引くようなストレートはまさにカタルシスでした。

私は一度しか生松坂を見たことがありません。西武在籍の全盛時代です。胸がすくピッチングとはまさにこうじゃーという姿を見ることができやはり幸せでした。

だからメジャーに移籍した時も大いに期待したのです。ただメジャーでは一定の成績を残したものの、「あの松坂」ではなかった。それはメジャーのボールが手に合わなかったとか、いろんなことが言われていますけれども、やっぱり高校時代の投げ過ぎがメジャーに移籍してから影響をもたらしたのかなあと。

今でこそ高校球児の球数制限だとかいろいろ配慮されるようになっていますが、松坂の時代くらいまでは投げ放題といえば投げ放題でした。とくに松坂の場合、延長17回で250球とかめちゃくちゃしてましたからね。

その投げ過ぎとメジャーに行ってからの急激な衰えにはたぶん因果関係があり、それは、西武時代の全盛期を経て「百年殺し」のように効いてきたのでしょう。定説かもしれないし、逆に素人考えかもしれませんが。

松坂の投げ過ぎと飲兵衛の飲み過ぎの違いはといえば……

で、もちろん私の「飲み過ぎ」と松坂の「投げ過ぎ」を一緒にしちゃいかんのですが、ただ、それが一定の期間を経て悪影響をもたらしたという点については同じなのかなあ、と。

酒やめて、肝臓がらみの数値もまったく正常値となり、やっぱり肝臓なんてそんなもんや〜と思っていたところ(参考「あらためて思う。肝臓とはなんと健気な臓器なことよ」)、今回のように何年かのタイムラグがあって障害が起きてしまう。やっぱり赤河医師@『今夜、すべてのバーで』の言う通り、長年にわたる大量飲酒習慣はどこかに痕跡を残すのですよ。

やめたからといって無罪放免なんて、そんなに甘いもんじゃなかったなあ、としみじみと感じてしまう今日この頃でありまして、ここから何らかの結論が導き出されるとしたら、当然のごとくやめるのは早ければ早いほうがいいということですよね。

松坂の投げ過ぎはチームのため勝利のためという大義名分というか必然があり、自分だけではどうしようもないことだったけれども、飲兵衛の飲み過ぎはなーんの大義名分もないし、自分だけでやめようと思えばやめられることですからねー。

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