酒を飲んでいるときは感情の起伏が激しくなるけど、それが普段にも出てしまうのが、飲酒習慣の本当に怖いところだと思いますよ。

酒やめて、1506日。

ほーらまたいましたよ、病院で怒鳴る老害

一昨日、高脂血症について書かせていただきました(参考「酒やめたら、ご飯や甘いものとの蜜月を思いっきり楽しめるよ、しばらくの間は」)。酒やめてすべての身体状況は正常に戻ったけれども、高脂血症がラスボスとして立ちはだかって(?)、おかげで白米と甘いものを制限されているという話です。私事で申し訳ありませんが。

で、一昨日、病院に行ってきました。検査の結果をもらうためです。そうするとLDLコレステロール値が221だったところ134まで下がっていました。

もちろん薬を飲んでいたからなのですが、白米や甘いものについて、三週間ほど我慢していたのも大きいと思います。また当然、お酒も飲まず筋トレも5分程度ですが毎日やってるので代謝が良くなり、ちょっとがんばれば(?)、復元できる体質になっているのかもしれません。都合よく考えれば、ですが。

そしてLDLコレステロール(悪玉コレステロール)値さえ正常になれば、ほぼ40年ぶりくらいに健康体を取り戻せると言ってもいいのです。でもまったく遅すぎです。断酒すると、「遅すぎたもっと早くすれば(泣)」があまりにも多くて困ります。断酒しなければそれすらも気づかないのですが。

それはともかく、昨日もやっぱり見てしまいました、「いつまで待たせるんだ!」と怒鳴っている爺です。あえて老害と言わせていただきますけれども、このような老害は、採血採尿が必要となる循環器科系の待合室に頻出します。

それにしても医療関係者は大変だと思いますよ。まゆもひそめず淡々と対応してますからね。本当に頭が下がります、(大量)飲酒習慣があると不可能なことです。その理由を以下に書きます。

いつも「エモーショナルな自分」になってしまう!?

さて、なぜ「いつまで待たせるんだ(怒)」爺になってしまうのか。当然のことながら加齢とともに前頭葉が萎縮し自分の感情を抑えられなくなるからですね。そしてこのような老害と飲酒の関係についてはこのブログでも好んで(?)取り上げてきました(「老害と酒」カテゴリー)。ただでさえ、加齢によって前頭葉が萎縮するのに、それに加速をつけてしまうのが酒だということです。

そして、その「加速」の部分が若くても出てしまうのが、飲酒行為の本当に怖いところです。

酒は人間をエモーショナルにします。「笑い上戸」「泣き上戸」などという言葉がありますが、酒を大量に常飲していると、こういう感情の起伏というものが、年齢関係なく普段でも出てくるのですよ。善しにつけ悪しきにつけ感情的になってしまうのです。医学的にはどうかわかりませんが、これは自分自身や多くの周囲の酒飲みからして、まったくそうです。いつも書いているように酒は人格を毀損するのですね。

逆に酒をやめると、なんだか精神がとても安定して落ち着いていられます。これまた経験則的にもそうだし、Twitterなどの断酒者の証言(?)でもそうです。

で、怒鳴ったり泣いたりしても酒の席ではそれで済むかもしれません――て、今はそれでは済まないですけど、昔は「酒の席だから」で許されていた面もありました。でも、酒飲んで出現していたエモーショナルな部分は、そうじゃない局面でも次第に出現するようになり、まさに「いつまで待たせるんだ(怒)」爺的になってしまいます。あるいはそうはならなくても、そういう爺のような人間に対応するとき、冷静になれないかもしれません。そしてそれはあなたの評価を当然のことながら下げてしまいます。何度も恐縮ですが、これが飲酒習慣の一番恐ろしい点だと思います。そこに思いをいたすのも、あるいは断酒モチベーションになるかと。

逆に穏やかに対応している医療関係者は、普段あまりお酒飲んでないというか控えているのかもしれないですね。さらに余計なお世話ながら、やたら高圧的で感情的な医者は、あるいは飲み過ぎかもしれません(笑)。

にほんブログ村 酒ブログ 禁酒・断酒へ
にほんブログ村

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする