会費制飲み会で、もれなく説教までついてくるなんて、こんな理不尽なことはないですよ(怒)

酒やめて、1044日。

忘年会の上司

忘年会の時期になりました。来週がピークでしょう。そしてそれを嫌がる若者も多いといいます。こんな記事もありました。

会費制の忘年会とか、マジあり得ないでしょ!

「若者の酒離れ」が話題になりますが、この酒離れには、「酒」そのものが嫌いというパターンと、「飲み会」が嫌いというパターンの二種類があると思います。もちろん複合型の人も多いでしょうが、ここでは「飲み会」嫌いについて検証(大げさ)してみたいと思います。

結論から言ってしまえば、若者が飲み会離れするのは当たり前というのが、我々おっさん世代の素にして直な感想です。大体今、忘年会などの組織の飲み会も会費制じゃないですか。威張ることではまるでないのですが、私などが会社員だった時代、会社の飲み会でお金を払ったことなんかなかったです。ですから、昔からタダ酒には目がなかったので、わりに嬉々として参加していました。

この辺は時代ということもあるのでしょう。昔は、忘年会をはじめとした飲み会は、会社の経費で落ちていたし、あるいは上司のポケットマネーだったのかもしれない。ともあれ、タダで酒が飲めて美味いものが食えるのですから、貧乏若手からすれば天国といえば天国です。ただし、今と同じように上司は説教もしますし、まあ説教まで行かなくても酔っ払って結構めんどくさいことを言ってきたりもしました。帰りはタクシーに乗せなきゃいけなかったりもした。でも繰り返しますが、それはタダ酒の付随物だと認識していました。

さて、今は会社が経費にうるさいこともあるでしょうし、コンプライアンスの問題もある。また税務署の目も厳しくなっていると思います。ですから、飲み会が会費制になる。

しかしながら、忘年会をはじめとした組織の飲み会は「上司の説教」「目上の人の言いたい放題」がセットであり、これは昔と同じです。つまり今は、自分で金払って上司の説教を聞かなきゃいけない。マジでありえないですよ。これがほんとの「今の若者はかわいそう」だと思いますね。

「酒飲まない」は、飲み会回避の王道でしょ!

大体、ですね。言いたいこと言って気持ちよくなる人がお金を払う。これは飲み会の一大原則なのではないでしょうか。たとえばおねえちゃんのいる店でも、お金を払う人が一番モテます。接待にしても、接待されていい気分になる人がめぐりめぐってお金を払っている、という構図じゃないですか。当然ながら。

なのに、会費制で目上の人が言いたいこと言ってそれを聞いてなきゃならない、ときにはヨイショしなければならないなんて、マジありえないです。理不尽そのものです。そうした飲み会は禁止するべきです。いや、「意に沿わない組織の業務外活動への参加を強要される」というのは、SDGsの「人々に保健と福祉を」「人や国の不平等をなくそう」という項目に反するのではないでしょうか。

実際、日経新聞の調査によれば、SDGsへの取組みが熱心な企業ほど収益率も高いらしいし、日経SDGsで高偏差値ランクされた企業って、いかにもそうした理不尽な飲み会をやってなさそうですもんね。

で、このような飲み会に参加しないにあたって「断酒」は大きな武器になります。「今、酒やめていて、皆さんが美味しそうに飲むのを見てると再飲酒してしまいそうで……」と言えばいい。私は、今はそうしています。前にも書いたように飲み会出ても得るものないのわかってますし。今、飲み会(私は酒レス)は、友人関係だけです。

もちろん、これができる人とできない人がいる。組織の中の立場ということもあるでしょう。でもね、飲み会に参加しないくらいで組織内で立場が悪くなるということ自体が、もう昭和平成の感覚でしょう。これからはそういうことはどんどん変わっていく。変わっていかなければならない。そうした時代にあって「酒飲まない」は一つの武器になると思います。

また、会費制飲み会するような組織に頼らない生き方、ということも重要です。そのためにスキルアップしていけばいいんですよ。酒飲まないで。

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