デジタルアルゴリズムとのお付き合いと飲酒は徹底的に相性が悪いことを、あらためて確認しておきたいと思います(笑)。

酒やめて、1386日。

世界のIT化と歩調を合わせて、日本は貧乏になってしまった!?

一昨日書いたこと(参考「日本は世界のなかで、酒に関してもガラパゴス化している件」)に関連して、それをもうちょっと深掘りしたいと思っていますが、これから書くことは妄想の類なのかもしれません。て、そんなのこのブログでは毎度のこと、あるいは断酒者ご都合理論やんけ〜、と言われればそれまでなのですが(苦笑)、お付き合いいただければ幸いです。

一昨日の続きですが、この30年間で世界は大きく成長拡大したのにも関わらず、日本だけは停滞したままで、相対的に貧乏になってしまっています。そしてこれはIT化ということとも関連していると思います。

つまりですね、80年代までは、アメリカはものづくりに関して日本や(西)ドイツにこてんぱんにやられてたわけです。ところが90年代からITで巻き返し、ものづくりなんかせんでえよというふうになっています。超絶ざっくり言えば。

ものづくりは、ノウハウというものが大きな役割を持ちますから、パクられるとそれでおしまいという側面があります。ところが日本の場合、中国や韓国にパクられるどころか、進んでノウハウを提供してしまい、しかも中韓はそれを自国開発として世界中に輸出して日本製品を駆逐していきました。それが日本の貧困化を促しているのだからまったくお笑い草です。日中友好、日韓友好のもとにこれを推し進めた責任者出て来ーい! ですよ。一般人の感覚としては。

ともあれ中国や韓国は、最初からグローバル化を意識していたために汎用性の高いものづくりができ、日本(企業)は日本市場にこだわったために高付加価値化高価格化というラビリンスにとらわれてしまった、なんて分析もなされています。

今、トヨタのクラウンが製造中止になるという噂も流れていますけれども、もし本当なら、象徴的な出来事ですよね。何しろ日本人独自の所有欲の頂点だったクラウンがなくなってしまうのですから。今日的な視点から捉えれば、有名な「いつかはクラウン」というコピーも、「自分(=発売元のトヨタ)からそんなこと言わねえだろ、常考」ですから、世の中、変わったものです。

一方、ITという存在は、プラットフォームをつくり普及(布教?)させたもの勝ちですから、パクられて取って代わられる可能性は少ないのではないでしょうか。それどころか、マイクロソフトなんてのは、WIN10以降はとくに、それまでサードパーティーが細々と(?)リリースしていたソフトウェアによる稼ぎまで強奪しようという戦略みたいですからねー。そこまで小銭拾わんでも、と思ってしまいますよ(笑)。まさにウイナーオールテイクを地で行ってます(怖)。

大学出ても、いや大学出たからOfficeが使えない!

中国やインドなどは、そのITに関して非常に力を入れ技術者を育ててきました。しかし日本はといえば、これは一人の親としても思うのですが、大学の文系学部を出てもOfficeすら扱えない状況です。日本の大学はあまりにもリベラルアーツに偏りすぎているのです。

で、高学歴の文系学部出身者はだいたいIT技術者を下に見ます。ある一定の年代以上は、明らかにITなど我々のやるものじゃないよという傲慢な態度です。そして下に見ているくせに、いざというときはIT介護を要求するのです。

そういう人たちが何を頼りにしてるかというと、「感性」「センス」てやつですよ。なにかってーと「なーんかピンとこないよな~」などと言いたがります。いや、そういうことを言える立場の人が言うのは仕方ないです。しかし決裁権持たないその辺のジジイまでその手のことを言いたがるので迷惑千万ですわ(苦笑)。

でももはや「感性」の時代ではないですよ。ITベースの作業量で感性はカバーできます。

そうしたなか、我々ジジイにしたところで勉強しなければいけない。コンピュータのアルゴリズムに徹底的に付き合えるように脳改造していかなければ、時代に取り残されるというふうになってます。もちろん「感性ガー」「なんかピンとこないんだよな~」と言える立場の人はいいんですけど(笑)。

ともあれ、そうじゃない、私を含む多くの中高年は、遅ればせながら「使える人間」にならなければならないのですね。それはどういう人間かといえば、作業量の多さを厭わず、アルゴリズムに徹底的にお付き合いできる人間です。そしてその一番邪魔になるのが、毎度毎度で恐縮なのですが、酒なのですよねー(笑)。

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