酒やめて、1820日。
私事で恐縮ですが、てか個人ブログなんで私事ばかりで当たり前なのですが、正月明けに左目の白内障の手術をしました。でもって来月右目をするので、とりあえず中間報告というわけでもないのですけれども、備忘録がわりに白内障の手術をしてどう変わったか、あるいは気をつける点などをお役立ち記事としてまとめてみたいと思います。むろん「断酒」にもからめています。若干無理くりながら(苦笑)。
医学素人が書く白内障手術についての記事などSEO的にはあまり上手くないかもしれませんが、しかし受けた患者の側からのレポートも必要ではないかと思い書いてみる次第でございます。むろん、以下、個人の感想です。
ちなみに白内障の手術とはご存じの方も多いと思いますが、眼の水晶体が加齢とともにだんだん劣化していくので、それを人工のレンズに取り替えようというものです。我々世代だと、「機械の身体を手に入れる」@銀河鉄道999ということになりますかね(大げさ)。
確かに視界は明るくなる!
白内障の手術をして「もうめちゃよく見える!」というふうに言う人もいます。私もそれを期待したのですが、手許に焦点が合う単焦点レンズというものを使ったので、劇的に見えるようになったという感じはないです。
と、話が前後しましたが単焦点レンズとは保険が効く一般的なレンズのことで、その名の通り、どこに焦点を合わすかを選択します。一方、多焦点レンズというものがあり、自費で30~60万円(!)かかるそうですが、これだと要するに遠近両用眼鏡を眼の中に入れたことになるそうです。だいぶ違ってくるんでしょうね。でも眼鏡をかけるのであれば単焦点で充分だと思います。
ただし、視野は非常に明るくなりました。まだ片目だけだというのに、これはかなりびっくりです。今までどれだけ暗い世の中で暮らしてたんやああということなのですけれども、これだけでも価値はあると思います。やっぱり気分も相当変わってきます。
ちなみに私の場合、運転していてちょっと怖かったから、というのが、手術を考えたきっかけですが、最初に眼科に行ってから手術するまでの間に免許更新がありました。実際、免許更新が不安なので、という理由で手術する人も多いそうです。ただ、はっきり言って免許更新の視力検査はザルです。「右」「左斜め下」「はいっ、オッケーでーす」で終わってしまいました。個人的体験ながら。ただねー、そんなふうに視力検査がザルなのに、教習所に通って馬鹿高い金払わなければ免許取れなかったり、その割には外国人は外国取得の免許を簡単に日本のものに切り替えられたり矛盾だらけですよ(怒)。
高額療養費制度はぜひ使いたいけれども……
運転免許云々はともかく、白内障の手術自体は非常に簡単で10分程度で終わってしまいます。費用は保険適用で、両眼やって前後の診察代なども全部合わせて12万円ほどでしょうか。
手術費自体は片眼5万円程度です。で、ご存じの方も多いでしょうけど高額療養費制度というものがあって、これは前年度収入によっても異なり、また細かい計算方法がありますが、普通の収入の人で1ヵ月の医療費が約8万円以上であれば適用が受けられるそうです。ということは、10万円手術に使えば2万円程度は戻ってくるわけです。大きいです。私の場合、1月2月に分割されるので適用を受けることができませんけれども、この辺は手術前に病院と相談してみて、1ヵ月のうちに両眼手術を受け支払いもできるかどうか申し出てみると良いのかと思います。私もそうすればよかったと後悔しています。
断酒とも「合い口」がいい!?
断酒ブログなのでここからが本題ですけれども、前記の通り白内障手術は非常に簡単なもので何も怖がる必要はないです。ただ水晶体を新しいものに替えるわけですから眼に傷をつけます。したがって一番気をつけなきゃいけないのは細菌が入ることです。これは最悪、失明にも結びつくそうです。で、この辺はわりに細かくナーバスに指導されます。手術自体は簡単で病院サイドもなんてことないという態なのに、術後の感染リスクは非常に気を遣っていて、そのギャップに驚くほどです。
そうすると、やはり免疫力ということになりますよね。以前、「「感染症の時代」にあって、酒による肝機能低下は致命的。ますます酒飲んでいる場合じゃなくなってきた」といった話を書かせていただきましたけれども、免疫力と肝機能は密接に結びついているので、断酒者的に都合よく言えば、酒飲んでない人間の方が、このような、眼という非常に大切な部分に傷をつける手術には強いのではないでしょうか。
もう一つは、頭髪問題(?)です。白内障の手術の場合、術後二週間は洗髪禁止になります。ただ、美容室形式に仰向けになって洗う(目に水が入らないようにする)のなら大丈夫なので、私は美容室とサブスク契約して髪の毛を洗ってもらうことにしました。ただしやっぱり毎日行けるわけではありません(この美容室代は医療費控除には入れてもいいですけれども高額医療費の対象にはなりません)。
そうすると普段の頭髪ケアができないので、やっぱり抜け毛は多くなりました。でもまあ、禿げの大敵である「睡眠不足」と「ストレス」が断酒によって取り除かれているので、この辺のことも考えても、やっぱり白内障手術と断酒は合い口がいいという、手前みそな結論になってしまうのです。
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