酒やめて、1810日。
敦ちゃんが「いの一番」に挙げた酒の弊害とは
突然、断酒やめる宣言して、我々断酒族(?)を恐慌に陥れた中田敦彦さんですが、ご自身のYouTubeの中では、お酒の弊害について、いの一番に「睡眠を壊す」ことを挙げています。
中田さんによれば、というより医学的な定説なのでしょうけれども、酒がもたらす睡眠障害としては、まず酒を飲んで寝ると、アセトアルデヒドの作用により交感神経が働き、安眠のための副交感神経が働かない、つまり睡眠しているのに覚醒している状態になってしまうことが挙げられています。またアルコール分解する時に水分を大量に必要とするので、睡眠中にやたら喉が渇く一方、利尿作用も促され頻尿になる。つまり「上は大火事下は洪水@敦ちゃん」になって、身体に良いわけないというのです。
繰り返しますが、もちろんそれは医学的に事実なのでしょう。ただし、とも思うのですよ。そしてこんなふうにつぶやいてしまいます。
だって酒飲んだ方がよく眠れるやん。
なにしろナイトキャップという言葉もあるほどで、若干の酒は睡眠導入に役立ちます。そして断酒して一番困るのは、やっぱり眠れなくなることではないでしょうか。
私も断酒したばかりの頃は夜眠れなくて困りました。そもそも私の場合は毎晩飲んだくれての、いわゆる寝落ちだったので、寝るために苦労することはまったくなく、そこへ持ってきて突然酒やめたのだから「睡眠への入り方」がそもそもわからず、非常に困惑しました。
つまりですね、アルコール摂取は睡眠を壊すとは言いますが、一方で、アルコールと睡眠は友達だったりもするわけですよ。この辺の矛盾点(?)が、いまひとつ私などはわからないところであったりします。
幸福感とともに目覚められる!
でも、アル中→断酒者として二つだけ言えることがあるのですね。飲酒と睡眠、断酒と睡眠について。
その①は「睡眠準備」です。確かに酒やめると、寝落ちと違って寝るのに苦労します。ですからできるだけすんなり眠りに入れるように、そしてできるだけ睡眠の質を上げられるように、結構準備をするようになりました。それは入浴のタイミングを図ったりだとか、ちゃんとカーテンを閉め、また照明もいわゆる枕元灯だけで、それもタイマーで消えるようにしたりとか、そうした非常に初歩的な、誰でもやってるようなことでしたが、何しろ飲酒時代はそんなこととはまったく無縁だったので、その分効果があったと思います。
むろん「睡眠導入コンテンツ」も厳選(?)していました。私の場合、最高の睡眠導入コンテンツは、よくYouTubeにある「睡眠・作業用」などとタイトル付けされた漫才です。あれを聞いてると、漫才している芸人には悪いのですが、なぜかすっと眠れてしまうのですね。また私は使っていませんが、睡眠導入剤を使うこともまるで問題ないと思います。
何が言いたいかというと、しっかり準備して寝るようになったので、その分、眠りの深度が深い……かどうかわかりませんが、快適に眠れるようにはなったと感じています(参考「睡眠は断酒の、断酒は睡眠の、最高のパートナーだという話」)。
引用記事にも書きましたが、私の周囲には、あのお高いトゥルースリーパーを買った人間もいます。いやー世間の人はそこまで睡眠の質を追求していたのか、という感じですね、今となっては。飲酒時代は、たかがマットレスに数万円とか、ばっかじゃねーの、寝てしまえば同じやん、と思っていましたから。ばっかじゃねーの、はこちらでしたわ(汗)。
さて、その②はやっぱり「目覚め」です。これはいくら強調してもしすぎることはないです。飲まないで寝ると、すっと目覚められるのはもちろんなのですが、とにかく幸せ物質のセロトニンがちゃんと働いてくれるので布団の外にちゃんと出ることができます。なんだそんなことかと思われるかもしれませんが、飲んでいた時代は鬱状態とでもいうのでしょうか、とにかく起き抜けにストゼロの一本でも空けないと、到底世の中と対峙できない思いでした。それは眠いとか眠くないとかまだまだ寝ていたいとかそういうことともちょっと違っていて、とにかく外界に出たくなかったのです。
ですからその②のほうが①より意義深く感じます。目覚めが変わってきて、多少の幸福感とともに目覚められるのが、睡眠と断酒の関係で最も大きなことではないかと考えたりする次第です。
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