酒やめて、1770日。
これやってると貧乏になっちゃうよ!
私がTwitter上で勝手に断酒仲間認定させていただいている「ダメリーマン斉藤」さんが、以下のようにツイートしていました。
『面倒くさがりやは、貧乏だ』これは、事実よな?酒飲むとよ、いろんな事が面倒くさくなるよな?だから貧乏になる訳よ。オーライ?#断酒
— ダメリーマン斉藤 (@saito2020tokyo) December 4, 2021
これもねー、先日の「はるこsober-curious」さんのツイート同様、ヒジョーによくわかるんですよ。アル中→断酒者としては。斉藤さんが元アル中だったかどうか知りませんが。
それにしても最近は貧乏・貧困というものが一つのキラーワードのようになっていて、メディアは面白おかしく上から取り上げています。なおかつ貧困調査などという理由で出会い系ガールズバーに行った元事務次官をヒーロー扱いするなど、ちょっと異常さを感じますけども、それはとりあえず措いておいて。
さて、貧乏な人、貧乏になる人がやりがちなこととして、お金に関する指南本などでよく挙げられていることがあります。「お金の話を嫌がる」「お金に関する勉強をしない」「見栄を張る」「リボ払いをしがち」「片付けをしない」「ギャンブルが好き」「テレビが好き」といったことです。これらはアクチュアリーマターと言っていいでしょう。
そして斉藤さんが言われた「面倒くさがり屋」は、もっと上の概念、アクチュアルからメタフィジカルな部分(大げさ)に踏み込んだところにあります。そして指摘通り、面倒くさがり≒怠惰をもたらすのは酒、という論理が成り立ちます。で、ここにもう一つ意味があるような気がするんですよ。
ICTの時代は作業量勝負!?
今、怠惰と貧困・貧乏との関係性がかつてないほど強くなっている。そんな実感があります。背景には当然、ICT化とかAI化というものがあると思います。
というのは、専門のエンジニアの方はどうか知りませんけれども、我々一般人からすれば、ICT化というのは作業量が増えることに他ならないわけですよ。
たとえばブログのことを考えてみても、じゃあ検索上位に持ってこようと思えば、少なくとも半年くらいは、一定の分量以上のオリジナル色が強い記事を毎日かそれに近いかたちで書き続けなければならない。まさに作業量勝負です。
一方、紙媒体である本のことを考えると、これはもちろん内容がいいことが大前提ですが、たとえば宣伝や著者のネームバリューなどでベストセラーにできたりします。まったく畏れ多いことながら(ファンの方には大変申し訳ですが)、『ノルウェイの森』はあの装丁でなければあそこまでの大ベストセラーにならなかった、なんていう話も当時ありました(装丁のアイデアは村上春樹先生ご自身とされていますが)。
ともあれ、いわゆるオールド媒体は、ネットに比べればショートカットでバズることはありそうです。でもネット上のコンテンツはそうはいかない。やっぱり継続≒作業量というものが非常に意味を持ってくるのです(逆に言えば、ネームバリューがないまったくの一般人でも、これがあれば、そこそこ成果を上げることができる点がありがたいのかもしれません)。
そうしたなか、私のように紙媒体で育ち、なおかつ飲酒歴があり飲酒脳化していると、とにかくショートカットを考えてしまうのです。で、これは本当に決定的に今の時代に合っていないですねー。別にブログ云々じゃなく、仕事でも確実に作業量の勝負になっていて、勤勉と富裕、怠惰と貧困の関係の相関性はかつてないほど強くなっている、「ショートカット(で結果が出る)」なんてもうないよと自戒する次第でございます。繰り返しますが、そのように怠惰だとめちゃヤバい時代において、それをもたらすのは、まさに斉藤さんの指摘通り、酒です。
で、自戒、と記したのは私は怠惰≒面倒くさがり屋では人後に落ちないからです。ただしそこを突き詰めると酒飲むのさえも面倒くさくなるので、逆手に取って断酒の一助にするのも可能だという珍説(「面倒くさがり屋ほど酒をやめやすい」という謎理論がここに完成いたしました」)も以前記してますので、我こそは(面倒くさがり屋!)な方は参考にしていただけると幸いです(笑)。
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