酒やめて、1630日。
ミニマム生活をすると、人生の選択肢が広がる!?
節約ブログの類に興味があって、というよりも生活必要上わりとよく読むのですが、人気ブログである「カナヘビもどき」さんのブログに以下のような記事があります。
詳細は読んでいただきたく、また他人様のブログの記事をネタバレしていいものなのかという問題もありますので以下簡単に記すと、「カナヘビもどき」さんは1カ月1万円生活をすることで、将来に対する指針が立ったというのですね(記事タイトルほぼそのままですが汗)。いや、これは「ほんそれー」です。そうなのですよ、ミニマム生活というのは、単にお金が浮くとかそういうことだけでなく、人生設計に大きく関わってくるのですね。私のようにジジイの場合はこれから収入減→年金生活になるので当然といえば当然ですが、若い人もそうなんやなあと、あらためて感心した次第です。
私の場合、定収入皆無のフリーランスという立場であり、また一番お金がかかる子どもの教育費負担も終わっていますし住宅ローンもない……というか、もはや家自体も手放し、したがって固定資産税などというくだらんものとも無縁になっています(固定資産税は「評価」という恣意性が用いられる税制ですからねー。取る側からすれば、どのようにでも運用できます。これから住宅を取得しようという人は、そこのところのリスクを考えたほうがいいと思いますよ。余計なお世話ながら)。そういう意味では、私のミニマム生活有用論(?)は普遍性を持たないかなあと考えていましたが、「カナヘビもどき」さんのように、これから人生の扉を開けようとしている人もそう思っているということは、これはなかなか重要なのではと勝手に考える次第です。
ともあれ、ミニマム生活を身に付けてしまえば生き方が選択できる、と言い切っていいと思います。「かなヘビもどき」さんの場合は、就職に関して、別にしなくてもいいんじゃないかと考えたそうです。生活がミニマムであれば、むりくり新卒で就職しなくても、大学卒業後も自分の人生の最適解を見つけるために、いろいろ試せるし、将来のための布石を打てるということですよね(以上、私の解釈です)。
もちろん我々世代もそうです。フリーランスか組織労働者かによっても異なるでしょうけど、原則的には、生活をミニマムにすると、しゃかりきに働かなくてもよくなるし、その分、いろんなことを考えられます。
飲酒生活は単にお金がかかるというだけじゃない!
と、前置きが長くなってしまいましたが、その、「人生を拓くミニマム生活」を不可能にするのが酒というものですね。
これには三つのポイントがあると思います。
一つは単純に酒を飲む習慣があると、酒代が余分にかかります(①)。さらに食事や社交も贅沢になる、つまり人生自体が快楽追求型になるのでそこでもお金がかかります(②)。そしてこれが一番大きいと思うのですが、酒を飲む習慣があると自分で考えることをしなくなりがちなのです。私もまさにそうでした。自分で考えることがめんどくさくなります。私らの世代ではテレビの影響が大きく、以前も書かせていただいてますが(参考「酒による「ねばならない脳」に同調圧力が加わると、かなり強力な人生破壊兵器になるという件」)、マスコミが提示する価値観に洗脳されてお金を使ってしまいます。消費行動も世間並を基準としてしまうのです。まさに子どもの頃の、「フラッシャーつきの自転車(懐!)持ってないのボクだけ」状態になります。
このように③は精神的な面にも関わります。酒は経済的にミニマム生活を侵害するだけでなく、自分で考えることを放棄させ、だから人生を不自由にするのです。先に挙げた「かなヘビもどき」さんはその真逆を行っていると言っていいのではないかと思います(エラソーですみませんが汗)。
ストロングゼロはじめ高アルコールRTD飲料が安く手に入りこれを宅飲み(だけ)していたらお金がかからない、といった問題でもないのですね。