酒やめて、2052日。
手術することになりました
私事で恐縮ですが、てか個人ブログなので私事ばかりなのですが、この度、がんが見つかりまして今月末に「切る」ことになりました。
いや、正確にいうとがんの可能性が高い腫瘍であり、それは切ってみないとわからないそうです。内視鏡による病理検査という手もあるのですが、たとえ良性だったにせよそこそこデカいので、切除した方が良いという結論になりました。
というわけで今月末から手術&入院ですが、このブログでも、新たに「断酒と闘病」カテゴリで、このテーマについて書いていきたいと思います。医学的な話もからみ、そしてシロート医学はグーグル先生の覚え目出たくないといいますが、ただ患者視点も当然重要ですし、お役に立てることがあるのかなあとも思っています。なおこのブログはこれまで2日に一度更新してきましたけれども、そういったような事情でもしかしたら定期更新ができなくなるかもしれません。その辺お含みおきいただきたく、また見捨てないでください。
さて、そのがん(仮)ができた場所なのですが、これがタイトル通り肝臓なのですよ。これについては、5年半も酒をやめてるのに、今さらなんでやあああああ!という思いが当然ながらあります。
医者から飲酒習慣について訊かれ、飲んでいた時代のことについて、このブログに書いているようなことを面白おかしく(?)話したら、お医者さんもバカ受けしてくれていたのですが、ただ因果関係については不明とのことでした。でも、そのがん(仮)ができたのは酒やめてからということになりますよね。飲んでいた時代は、肝臓エコーなども定期的に受けていて、おーギラギラしとるとか言われてましたが、とくに腫瘍の類があるとは指摘されたことはないですし。
ともあれ手術にあたって、ICGという検査を受けました。この数値が「10」までだったら良いらしいですが若干上回っていました。つまり肝機能は完全ではないということです。
あの赤河医師の言葉は真実だった!
その前に行った血液検査では、たとえばγ-GTPは「21」であり、またAST(GOT)は「14」、ALT(GPT)は「8」で問題ないのですが、やっぱりそれだけではわからないものであります。
ということは、『今夜、すべてのバーで』の赤河医師の言う通り、一度壊れた肝臓はたとえ数値上は正常に戻っても、それは割れたツボを修復しただけで元通りになったわけではない、ということなのかもしれません。
私は以前「あらためて思う。肝臓とはなんと健気な臓器なことよ」を書かせていただいており、ウェーイ酒やめれば肝臓復活するでえ~わいの肝臓ちゃんエラい! てな気分でいたのですが、やっぱり飲んでいた報いみたいなものはあるのですよ。
ただ、そうでありながらも、とりあえず手術ができる状態ではあるとのことです。もし飲んでいたとしたら、がんが見つかったとしても、あるいは手術できなかったかもしれません。
この辺はやっぱり基礎的な「健康力」の重要性というものを感じます。ジジイになるととくにそうです。手術に限らず身体が正常でないと、身体的な負荷に耐えられないわけで、「生きる」という観点から見てもその手段が失われるということを意味すると思います。
だから……というのも変ですが、がん告知されたときも、せっかく酒やめているのに~と思ったことは思ったのですが、じゃあ飲んでりゃよかったとはまったく思いませんでした。酒をやめていたことが命を救う手立てをもたらしたんだ、という当たり前の思考回路を酒やめてから手に入れていたからです。
上手いことゆーたるでー感満載でこっぱずかしいのですが、これもまた「酒はやめた。だからもうこわくない」の一局面ではないかと。
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