酒やめて、2106日。
ストレスは脳を毀損する!?
一昨日、「【朗報】酒とテレビは手に手を取って去っていく」といった話を書かせていただきました。これと同じように、酒をやめると、ストレス発生源となる人間も去っていく。そのメカニズム(?)についてここでは書いてみたいと思います。
ことの前提として、ストレスというものの人生に与える重大な影響について認識しておく必要があると思われます。
ストレスは身体に良くない、あらゆる身体の不調の原因の多くはストレスにあるといったことはずっと言われてきて、人類が経験則的に学んできたことだと思います。ちょっとめまいがするなあ、で、医者に行くと、あー(よくわからんが)ストレスですねーと言われるケースは、わりとどなたも経験しているのではないでしょうか。
また最近の研究では、ストレスが脳を毀損することがわかってきています(参照「ストレスが脳の萎縮や損傷を招く?」)。つまりストレスを抱えて生きていると脳の力が低下していくわけです。これは、死ぬまで働かなければいけない世代、死ぬまで脳の能力を低下させてはいけない世代としては死活問題であり、剣呑な話ではあります。ストレスとなるべく離れて生きていくことは、もはやサバイバル条件になっています。
では、そのストレスの発生源は何かといえば、やはり対人関係がその多くを占めると思われます。
そして対人関係が呼び起こすストレスから、酒をやめると離れられるということを本稿では言いたいのであります。
むろん一つには、酒をやめると生活がミニマムになるので、それほど仕事をしなくていい、だから嫌な人間と付き合う仕事は避けることができるといったことがあります。ただしこれは私がフリーランスだからであり、このあたりの事情は人それぞれでしょう。
もう一つは、飲み会参加などが少なくなり無駄な対人関係がなくなるので、その分、ストレス発生源の人間と接する機会も少なくなるということも一般論としてはあるでしょう。
酒やめるとストレスから離れられるメカニズム(?)とは
と、前置きが長くなってしまいましたが、言いたいのはここから先であります。
酒をやめると、ストレス発生源となる人間から離れられるということについて、ある程度メカニズムのようなものがあると、私は勝手に考えています。断酒者独善理論あるいは妄想の類なのかもしれませんが、かなりの確率で「真実」だと思っています。なので以下、参考までに記してみます。
こちらにストレスを与える人間は、それが仕事上であれ私生活上であれ、こちらを洗脳しよう……というと言い過ぎですけれども、意のままにしようという意図がある、あるいは無意識にそうしているのだと思います。たとえば統一教会など危険な宗教においては、ストレスを与えることで考える余地をなくし洗脳するといったことも言われます。それと似たようなことが、個人対個人の人間関係でも行われているのではないかと考えます。
で、そうした人間は、こちらに自信がないということをある程度見抜いて、そのうえで意のままに操ろうとしてくる、そのためにストレスをこちらに与えてくるのです。逆に言えば自信がないと、ストレスでこちらを支配しようという人間に付け入る隙を与えやすいのです。
酒を飲んでいると、アル中やアル依までいかなくても、いつも飲み過ぎだと人に指摘されるのではないかとビクビクしていますので、付け入る隙を与えやすいとも言えますし、そうでなくてももともとそういう性向の人もいるでしょう。
ところが酒をやめると、俺は断酒を続けているんやでーこれはなかなか大変なことなんやでーという一点を以て、類まれなる自己肯定感が生まれます(参考「セルフエスティームをアップさせるための、一番簡単な方法」)。そしてそれに裏付けられた自信も生まれます。だからストレスでこちらを意のままに操ろうとする人間を近づけることがないのです。はねのけることもできるし、ストレス発生源人間はその辺敏感ですので自然に離れていくということもあり得るでしょう。
繰り返しますが、自己肯定感に裏付けられた自信が発するアトモスフィアみたいなものが、ストレスを与えがちな輩を遠ざけ、それが結果的にストレスのない人生を送ることにつながるのでは、とまあ、自己肯定感に裏付けられた自信を持って考えている次第であります。
カテゴリ別インデックスページはこちらです。