酒やめると、「暇」というものに対する認識が180度変わってくるよという話。

酒やめて、1345日。

以前は当然ながら「暇だ、酒飲もう」だったけど……

いやー、酒飲んでません、テレビ視てません、ゲームもやってません、でもって仕事も減って今は暇です(苦笑)。

しかしこういう状況だと、以前であれば確実に酒飲んでいたでしょうね。酒の時間つぶし能力たるや半端ないですから。これがまさに諸刃の刃であることは、このブログでも書き連ねてきたところです。

で、これも何度も書いたことですが、今の日本は酒が超絶安く飲めてしまうのですね。ストロングゼロが社会問題化していますけれども(?)、もっと安く飲む方法もいくらでもあります。宝酒造がCGCグループ用に出している「嶺」というウイスキーは4リットルで実勢2980円という悪魔的な安さであり、これを炭酸水で割って(つまりハイボールにするのです)飲んでる限り、もうまったくもって家計に負担をかけずにアル中状態を維持できると思われます。実際、これを実践している(大丈夫か?)大学生の話によれば、「嶺」は、某巨大スーパーのPBウイスキーとは異なり「ちゃんと飲める」らしいです。

とまあ、単純に金銭面だけを考えれば、これはこれでいいのかもしれませんが、当然ながら「安く飲める」はアル中への特急券というよりも特急券が必要なく特急並みに速い新快速ですよ(関西の方しかわからないであろう比喩で申し訳ありませんが)。

速すぎる在来線、新快速!https://news.mynavi.jp/article/specialrapidservice-3/

というわけでやり方次第では確かに安く飲めるのですが、やっぱり飲み始めるとちょっと外行こう、せんべろなら大丈夫やろになり、結局、誰かを呼び出して二軒三軒と飲み歩き、下手すりゃ終電逃してタクシーで帰り財布の中がからっけつという事態も当然ながらままあります(ままありました)。

「しかたないから〇〇しよう」が案外大きい理由

それはともかく私の場合、今、暇なわけですよ。とはいっても父親が骨折などして日常雑事関連でバタバタしているのですが、逆に言えば酒を飲んでいたらそういうこともできないということです。これから親の介護などもあるというのに、酒飲んでいたらどうやって対処しようか、という話ですよね。

さて、酒飲まないと冒頭に書いたように膨大に時間が余ります。そしてこれには二つの意味があります。

一つは単純に酒飲まないから時間が生まれるということですよね。酒飲んでいると時間がマッハで飛んで行っていってしまい、それは人生すらもマッハで生きることになり、まったくもったいないことをしていたといまさらのように後悔している次第です(参考「断酒には「光陰矢のごとし」をストップさせる力がある!」)。

第二点として、これも冒頭に書いた通り、テレビを視なくなり、ゲームをしなくなるので、そのことでも時間ができます。テレビのように低クオリティのコンテンツは基本的に酒飲みながらでないと消費する気がしないですし、ゲームの「育成」や「経営」といった地味な作業も同じで、あまりやる気がしないのです(参考「断酒して、コンテンツに対する考え方が変わったという話」)。

だから結果的に、酒を飲まないと、酒を飲む時間以外のコンテンツ消費時間もまたなくなり、膨大な暇が生まれることになります。

そして大きいのは、その「暇」を消費するものではなく、将来的な幸せを生んでくれる原資として認識できる……というと偉そうであり、私の場合、そこまで至っているわけではありませんが、「暇」に対する考え方がまったく変わったのは事実です。「暇だから、しかたないから〇〇しよう」で、この〇〇が存外に大きな意味を持つのではないかと。

何度もすみませんが今、暇です。そうしたなかで、新しい仕事の仕込みなども含めて、この暇を使って未来のために何かしようという意欲というか責任感がむくむくと湧いているのですね。それは危機感というのともちょっと違っていて、自分の人生に対する心地よいタスク……て、そんないいものでもないのですが、しかしそういう表現が一番ぴったりとくるようでもあります。

この感覚は本当に初めてのものであり、まあそれは今まで何やってたんだ、という裏返しでもあるのですが(苦笑)。

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