認知症新薬が認可されたそうですが、一番いいのは認知症にならないことで。

酒やめて、2432日

外国人向け高額医療を基幹産業にしてもいいんじゃね?

認知症新薬「レカネマブ」が認可され、年内にも投与可能になるとのことで、ちょっとした話題になっていますよね(正確には認知症治療薬ではなく、認知症の六割を占めるアルツハイマー病の治療薬だそうです)。非常に高額な薬ですが保険適用となり、また高額療養費制度を用いれば差額は年間350万を超えるそうで、その負担をどうすんのよという議論もなされていてまったくもっともなことだと思います(参照「「社会保険料の急騰で現役世代は死ぬ」認知症新薬390万円の自己負担14万円で差額は誰が負担するのか」)。このことが我々老い予備軍の老後にどのように関わってくるかということについて、誰にも頼まれていませんが考えてみたいのです。

と、その前に、どうしても言いたいことがあるので書かせていただきます。個人ブログなのでよかろうもんの精神で。

まず、レカネマブはエーザイと米企業の共同開発ですが、主に現役世代の社会保障費で負担される莫大な金額が半分外国の企業に流れるということでしょうか。これってコロナワクチンの時もHIV治療薬の時も起きたと思いますけど、かなりヤバいことなんじゃないんですかねーと思うのですよ。

とまあ、そんなことを断酒ブログが訴えても詮ないですが、これに絡めて私がどうしても言いたいのは今後の日本への「処方箋(?)」であります。

①外国人富裕層が医療ツーリズムで日本に来る際は、保険適用外にするのは当然ですが、自費にしても割増料金とし、すなわち日本の医療が日本の富を生むシステムを構築してほしいもんです。何しろ今、日本の若い優秀な頭脳は「医」の分野に集中しているのですから、この分野が一番国際競争力があると思われ、したがってこれは当然のことではないでしょうか。

②ストロングゼロをはじめとした、口あたりがよく手軽に酔えて人間をダメにする酒を大々的に中国に輸出し、中国社会から活力を奪い、日本や台湾はじめ周辺国へ侵攻する気力を失わせることは、専守防衛の日本が採りうる安全保障になるのではないでしょうか。これ、ぜひやってほしい。日本はそれを今、自国民に対してやってますから(参考「【国税庁「サケビバ!」問題】昔、イギリスが清に対して行ったゲスい手を、自国民にやってどうすんのよ?」)。

また出たよ、「現役世代が老人に奉仕する」の構造

と、言いたいことを言ったところで、レカネマブについて、であります。

その前提として、父の介護を通じて知ったことですが、認知症は医療や介護から基本的には切り捨てられます。

むろん認知症にもいろいろありますが、認知症によって問題を引き起こす――暴れたりする徘徊したりする可能性がある人は引き受けたくない引き受けられないというのが実情です。

この「問題を起こす認知症」に酒が大きく絡んでいるというのはいつも書かせていただいている通りです。そして介護の現場でも、その辺のところは厳しく査定されます(参考「介護現場でこれから先、起きること。ますます酒飲んでる場合じゃありません」)。

で、深読みすれば、レカネマブを保険適用で受け入れるのは、そのような医療現場介護現場の負担を減らすことだと思います。負担を減らすのは確かにいいことですが、先に挙げた記事でも指摘されているようになにしろ差額負担が大変な金額になりますから、こっちの負担はどうすんのよ、という問題がありますよね。医療を通じた、そして医の論理を通じた「若者が老人に奉仕する」の構造がここでもまた現出してしまいます。これが現役世代の活力を奪うことにつながりますし、さらなる秀才の医への集中を招きます(だから①はやってほしいのよ)。

で、何が言いたいかというと、その辺なことに一個人として関わらないようにするためには、認知症になるリスクを少しでも減らすしかなく、そのたぶんもっとも有効なメソッド(?)は酒を飲まないことではないかと自分に言い聞かせる次第であります。

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