Working Class Heroで揶揄されている人間になっている場合じゃないのだった。

酒やめて、2528日

amazonより

メディアの欺瞞が白日にさらされた昨年でした

まあしかし昨年、2023年という年を考えると、一つにはメディアというものの欺瞞ぶりが白日のもとにさらされた年と言えると思います。メディアなんか全然信用できねーよということが、社会全体で共有化されたというのでしょうか。その象徴は当然のごとくジャニーズ事件に求められまして、あの手のひら返しを目の当たりにすると、こいつらをまともに相手にしてもしょうがねえな感を強くします。

欺瞞といえば中国製EVに関してもそうです。中国のEVをメディアは散々持ち上げてきたわけですよ、これまで。ところがこれに関しても、すでに中国本土でゴミ化していることが明らかになっており、こっちも半ば欺瞞だったわけですね。

ところで私がいつも気になることがあります。いわゆるオールドメディアは、たとえばその中国産EVを持ち上げるにあたって、中国EVは安くて性能もいい日本車は負けているという論調を張ります。それはそれでいい。そこから発展して(?)だから日本はダメなんだ、となる。そこまでもいいでしょう。その「ダメ」を、日本企業の技術力や日本社会の不合理性などに求めるのですが、それもまあよしとしましょう。ここまではファクトと言えなくもないですから。しかし朝日新聞などはとくにそうですが、そこから先、だ~から日本人はダメなんだあというふうに(上から)日本人の精神性を貶めるのですよ。これはマジ、許せないというか、スジ違いというか、お前から言われることじゃねーよ! です。

何も考えずにがんばっても、社会や企業は報いてくれない!

ただ、そうは言ってもオールドメディアの影響力は大きなものがありまして、我々世代などはテレビっ子でドリフや欽ちゃんに夢中になり、また大人になってからはテレビ視ながら酒を飲んでなーんも考えない生活をしてきたのです。この状態ってあれですよあれ、ジョン・レノンのWorking Class Heroです。以下の一節が象徴的です。

Keep you doped with religion and sex and TV

民衆のそのような生き方は為政者にとって都合のいいもの、とよく指摘されますが、それは当然にしても、社会全体にとっても最適解だった時代は確かにありました。

何も考えずに自分の仕事だけ一生懸命する、上司に言われたことだけを確実に遂行する人間が求められていて、それが個人として社会のなかで上手くやっていく秘訣でもあった時代があったのですね。

が、今は違いますよね。いや、社会や企業は未だにそういう人間を求めている側面もあるかもしれませんが、個人がそうした生き方をしたとしても、都合よく使われるだけで決して報われません。

逆に言えば、高度経済成長時代からバブルまでは、社会がそうした生き方に報いてくれたからこそがんばれたというふうにも言えると思います。

ともあれ今は、自分で考えて自分で何かをする必要がある、そうじゃなければサバイバルできない、ということは、いつも書かせていただいている通りです。

上に挙げたWorking Class Heroでは、

If you want to be a hero well just follow me

と最後に歌っていますが、今は、誰もがワーキングクラスヒーロー的存在を目指さなければいけないようになっているのでしょう。だから宗教セックスTVに騙されているわけにはいきませんし、むろん酒飲んでいるわけにもいきません。

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