「楽隠居」ができない老後に向けて、健康の価値はますます高まるよねという話。

酒やめて、2414日

年金が少ないから長く働こうと思っていたら……

今、売り出し中(?)のファイナンシャルプランナー川畑明美さんがウェブ上の記事で以下のように述べておりました。

所得が低い人ほど、年金の受給額が少なく、長く働く必要があります。(略)60代になって貯蓄もなく年金も少ないから長く働けば大丈夫と高を括っていたら、突然病気になってしまって働けなくなったというのは、筆者への相談でも少なからずあることだ。

これもねー、まったくもってよ~くわかります。憚りながら本ブログでも、「一生働け」の時代において酒飲んでる場合じゃない、なぜなら健康を毀損することはそのまま「詰み」につながるから、といったことを訴えてきました。

国の施策も、年金不全などを背景に「死ぬまで働け」になっております。実際、シルバー労働市場も人手不足を背景に拡大していますし。逆に言えば、そうした「環境」があるのだから安易に生活保護なんか受けさせねーぞゴルァということなんでしょうね。ともあれ「働く高齢者」はものすごくよく目にするようになっています。

やっぱり、病気になろうがアル中になろうが生きていける前世代までとは違ってきているのですよ。健康を害したら詰んでしまう時代にいよいよ突入したと言っていいと思います。

酒を飲むのは「自傷行為」ですね……

でもって、歳取ってからの肉体労働も辛いし(私などはトロいので交通整理などのバイトをしたら、確実にクルマに足を踏まれてしまう)、できれば頭脳労働をしたいところですが、そうした局面においては、やはり脳の健康を保つということが当然ながら重要です。そしてここに酒というものが絡んできます。もはや断酒er業界(?)だけでなく世の中の常識と化した感もありますが、脳への影響について言えば、酒は一滴でもヤバいです。

私も飲酒時代、いわゆるブラックアウトをよく経験しており、そのたびに脳に大きなダメージを受けていたことになります。頭の働きが他人様に比べていまひとつなのは昔からですが、それをさらにダメにしていたわけです。まったくなにをやっていたのかと思いますよ。

また「死ぬまで働け」時代においては、各自、ちゃりんちゃりんシステムを構築する、つまりお金の自動販売機を持つことが理想というか必須ですけれども、それにしたってやはり脳が健康であることが前提です。むろんこのことに必要な時間と経済力(タネ銭)とエネルギーも、酒さんは根こそぎ奪っていきます。

そう考えると、こりゃもうあらゆる局面から、酒を飲むということがいかにヤバいか、わかろうというものですし、そのヤバさを断酒モチベーションにしたいと思います。

いやもうほんとにいつも書いていて恐縮ですが、前世代とは同じようには飲んでいられないんですわ。お父さんは定年まで働き年金を貰い、今は飲酒可の老人ホームで楽隠居している、みたいなことは夢の夢でありますよ。少なくとも私には。

とまあそういう社会状況と個人事情(?)において一番簡単な自衛は、断酒であると考える次第であります。

カテゴリ別インデックスページはこちらです。

にほんブログ村 酒ブログ 禁酒・断酒へ
にほんブログ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする