クルマに対しては合理的判断が働くのに、酒に対しては働かない。やっぱり怖いですよ、酒は。

酒やめて、1914日。

rational

クルマとの付き合い方は諸々の事情を鑑みて!?

私の知人に大排気量スポーツカーを愛用している方がいます。ご家族用にはまた別のクルマがあるので、まあ個人の趣味ですよね。

やっぱりいいなあ、とは思います。私などは『サーキットの狼』世代であり、社会人になった頃に、日本の自動車産業がシーマだNSXだセルシオだBe-1だと全盛期を迎えたので(実際その頃乗っていたのはダイハツシャレードだったけど)、やっぱりクルマは好きですし今でも非常に興味があります。

でもだからといって維持費やガソリン代がかかる大排気量スポーツカーに乗りたいとは思わない……、いや、乗りたいですけど乗らないです。そこにはやはり「諸々の事情を鑑みて」というものがあるわけですよ。

大抵の人はクルマと付き合うにあたって、まあ私と同年代なら自分の行く末のことなども考えて、あるいは若い人でも、自分のライフスタイルに合っていてなおかつコストがかからないという妥協点を探っていくわけですよね。もちろん中古車も視野に入るでしょうし、投資対象として考えるならフェラーリかジムニーか、みたいになるでしょうし(笑)、都会で暮らしている方ならクルマを持たないという選択肢も入ってくるでしょう。そこは非常に合理的に考えるわけですよ、皆さん。だからこそ日本は軽自動車の比率が非常に高いのでしょう。

飲む飲まないの選択は、クルマ選択と同じ次元!?

そして本来であれば酒も、そのように合理的選択の結果、飲むか飲まないかを決めるべき存在ではないか、と。

いや、昔はそうじゃなかったのかもしれません。けれども今は、やはり以前も書きましたが(参考「アル中かアル中じゃないかはそんなに大きな問題じゃない。問題は、といえば」)、飲めるか飲めないか、飲むか飲まないかを諸々の事情を鑑みて選択する、ということが必要になっていると思うのですね。なんだか上からで申し訳ないですけれども。私などは紆余曲折の末、ようやくそこに気づいたわけで。俺の「諸々の事情」だと飲んでる場合じゃねーや、というわけです。かなり遅すぎで後悔していますが(苦笑)。

ただ、私もまったくそうでしたけれども、そこには合理的な判断が働かないのです。そうさせまいとするのが、酒さんというところの者ですからね。

繰り返しますけどでも、飲んでいいか飲んでる場合じゃないか、考えなくてもいい、良い時代(?)は確かにこれまで続いてきたと思います。でも、今はそうじゃない。クルマと同じく合理的判断で――たとえばもう俺、クルマ使うとしても月に一~二度だから、カーシェアでいいやん(仕事仲間でもそうしている人はいます)といった具合に選ばれる存在ですよ。

酒飲む飲まないも、クルマその他の実用的嗜好品と同じテーブルに載せて検討するマターになった。でも酒さんもさるもので、その判断が働かないようにしてくる。今、そのせめぎ合いの時代になっているのかもしれないですね。断酒者軍(?)としてはそれに打ち勝ちたいです、ぜひとも。

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