酒飲みスタイルの変化は、ポストコロナに何をもたらすのか。

酒やめて、1183日。

路上飲酒増加中!?

緊急事態宣言が出るちょっと前くらいですか、缶チューハイを片手に路上飲みしている人が増えたように感じました。

何しろ私は元アル中ですので、そういうところは非常に目ざとく見つけるのです。今の缶チューハイの缶はおしゃれなので一般の方には普通に何かの飲料を飲んでるようにしか見えない……いや、そんなことはないですね、今は非アルコールはほとんどペットボトルになっていますから。缶の飲料を飲む=酒を飲んでるということになるのかもしれません。まあでも普通の人は、そんなこと気にかけて生きてないですね(笑)。

さて路上飲みです。これはですね、今や、いかにも路上飲酒しそうな風体の人だけでなく、普通にネクタイをした勤め人ふうの人もそうしています。

また、いかにも路上飲酒の多そうな街、たとえば溝の口とか赤羽などでは以前から「目撃」していましたが、普通の住宅街の近くの駅近辺でも見るようになりました。

つまり街中が常磐線の車内状態になったのです。常磐線では、朝昼夜問わず常に酒を飲んでいても憚られない雰囲気があるとの都市伝説(?)も流布してますからね(参考「ツイッターの#常磐線日記がめちゃ笑えて、しかも断酒モチベーションも高めてくれる件」)。

ただしその常磐線も外出自粛で、今やそんなこともなくなっているのでしょう。ツイッターの#常磐線日記も最近はすっかりアップされていないですし。

その分、路上飲酒が増えていたのかもしれません。

酒を取り巻く世界が激変している

路上飲酒が増えた原因は、当然のことながら飲食店がお休みになっているからでしょう。

ただし今は、もうそもそも外に出てないので、街中の様子がどうなっているかは知りません。

やっぱり街から酔っ払いの姿が消えてるかもしれませんね。でも酔っ払いが消えて快適な街を目撃する人もまたごく少ないので、この経験はあまり社会的な蓄積にならないものと思われます。

逆によく伝えられるのは、巣ごもり生活+酒による弊害です。DVの問題もありますし、また宅飲みがアル中傾向を助長してしまうという指摘もここにきて専門家から度々なされるようになりました。家だと際限なく飲んでしまうということです。しかも、朝飲み昼飲みもしやすいというわけです。

そう考えると「会社」というシステムは、非合理なようでいて実は理に適ったものなのかもしれません。少なくとも、アル中的素養を持つ人間にとっては。逆に言えば、私のような人間がフリーランスという立場で長年やってきたんだから、アル中になるのは当然といえば当然なのです(言い訳)。

それはともかく、「酒」「飲酒」を取り巻く環境が、ここ数ヶ月が激変しているのは事実のようです。

よくアニメなどに出てくるセリフ――「世界なんて、一晩で変わってしまう(フッ)」を、私たちは今、実体験していて、酒を取り巻く環境はその一部に過ぎないと言ったほうが正確ですね。

コロナ後は、世間様の酒というものに対する認識は確実に変わるでしょう。今までは、外で酒飲んで暴れるといった類の「迷惑」が取りざたされていましたが、今後は、外・家問わず、もっと大きな視点から、酒の弊害に焦点が当たるようになる。ストロングゼロの隆盛などは、それが目立つがゆえに、今後もたびたび取り上げられるでしょうし、実際、こんなブログでさえもストロングゼロについて書くとアクセスがアップしますので、世のメディアはそんなことは百も承知、酒造メーカーと無関係なところはどんどん取り上げていくでしょう(参考「ついに「ストロングゼロ」を名乗るアイドルまで登場! 社会現象になったことがストゼロのウイークポイントか?」)。

そうした趨勢の中、いつも書き連ねていて恐縮ですが、酒を常飲する人は、それが別にアル中状態でなくても、ある種色眼鏡で見られるようになるのです。

やはり結論は、その「圏外」に出ていて良かったということになりますが、なにか?

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