飲酒は、今の時代のサバイバル要件である「メタ認知」を邪魔するのだった。

酒やめて、2220日。

断酒大先輩・勝間和代さんのメタ認知力がすごい!

ちょっと前に「酒やめて「ストパ」というものを行動基準にするようになりました」という記事を書かせていただきましたが、勝間和代さんのことを紹介するにあたって、そういや勝間さんって酒やめて何年になるんだっけと思い調べてみたら、なんともう13年なのですね。まさに大先輩であります。でもって「勝間和代」「断酒」で検索すると、ずいぶん前のエントリーですが勝間さんのブログが出てきて、それに興味深い一節がありました(参照「お酒を飲まないと言うこと」)。

詳細はリンク先を読んでいただきたいのですが、要は、酒飲む人には、

①飲みたいときに飲める人

②飲まずにはいられない人

がいて、ご自身は②だと思ったから酒をやめたとのことです。

さすが勝間さん!! メタ認知のお手本ですよね。ご自身が②であることを認識し(メタ認知的知識)、酒をやめた(メタ認知的行動)のであります。私などがカリスマ勝間さんのことを云々するのもおこがましいのですが、ただ、あまりにも見事な「お手本」なので紹介させていただきました。

話が前後しましたが、メタ認知という言葉は最近よく聞き教育現場でも重視されているようですけれども、要は自分をより客観的に見る、ということですよね。それは、社会の中での自分というよりも、自分そのものの把握に重きを置いている考え方であると私は解釈しております。

飲酒での自己正当化が他のことにもおよぶヤバさ!

自分軸で生きていく時代、組織や国が頼りにならない時代において「自分をわかる」はことさらに重要です。が、これがなかなかできないんですよ、というのが、飲酒者というところのものでございます。

飲酒者界隈には、②なのに①だと主張する輩がたくさんいます。おそらく皆さんの周りにもいるのではないでしょうか。いや、もちろん私もそうでした。

当然、私の周りにもいるわけですが、そういう輩は「自分は飲める」≒「飲んでいい特別な人間だ」をことさらにアピールしてくるんです。この時点で、メタ認知アウト!であります。

よくアル中は「否認の病気」と言いますが、アル中アル依まで行かなくても、飲酒生活していると「自分だけは」になります。訊かれもしないのに他者にアピールする輩はあまりいないでしょうけど、自分に言い聞かせるようにはなります。そして酒に関してだけなく、仕事のことなどでも「自分だけは」が顔を出すのです。

これまではそれでもなんとかできていたかもしれない。でも、メタ認知力というものがことさらに重視され、それを備えていることがサバイバル要件になってしまった時代や世の中にあっては、酒起因の「自分だけは」は、もう決定的にアウトです。

ということは、酒やめている人のアドバンテージは逆に大きくなっているということですよ(性格悪い)。

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