酒やめて、1180日。
いよいよヤバいことになってきた!?
緊急事態宣言の延長が濃厚で、いよいよヤバい感が増してきたというか仕事にも影響が出てきました。今やってる仕事が終わる頃にはコロナも終息しているだろうから、そしたら一ヶ月くらいインドに行ってこようかなあなどとクソ甘いことを考えておりましたが、それどころではなくなってきました、私の場合(笑)。
「今やってる仕事」すら中止の危機です。まったく本当にどうやって生きていこうかという感じであります。ただ毎度書き連ねているように、酒やめて生活がミニマムになっているので、そこまで危機感はないのですが。
私の場合フリーランスという定収入皆無の立場なので、いとも簡単に下流に落ちてしまいますが、今回のコロナ危機は、わりに誰もが下流というものに落ちる危険性をはらんでると言えるのではないでしょうか。
そしてこれに輪をかけるのが飲酒行為です。これは単純に酒を飲むとお金がかかるからということでもないのです。余計なお世話かもしれませんが、その辺のところを今回、書かせていただきたいと思います。
私の知り合いに多重債務者がいます。あるとき、その人からびっくりするような発言を聞いたのです。
「もういい加減いっぱい借りてるし、ここで(さらに)10万や20万借りても同じなんだよな」
まさに画に描いたような、良い子は絶対こんな考え方しちゃダメ! ですね。「体重計見ない女子高生」状態であり、それの、まったく洒落にならんバージョンです。いつもはわりに道徳的なことを上から言う人だったのでそのギャップにも驚きました。
でも人間、そうなっちゃうんですよ。
酒を飲んでるとわりにそういう思考パターンに陥りがちです。まあどうでもいいや、今さら少しくらい改善しても始まらない。そうした思考がどんどん下流へと導いてくれます(参考「老いと貧困と酒は、手に手を取ってやってくる」)。
場当たり的な思考パターンが人生全般におよぶ
“下流の大家”三浦展先生も、下流的な思考パターンとして、非常に場当たり的だということを指摘してます。たとえば作業に必要なCD-ROMを足りなくなった時点で割高なコンビニに買いに行く、といった例をあげています。
さっきの多重債務者にしても、パソコンのキャッシュを削除したことがなくて、また常に電源は入れっぱなしなんだそうです。(一台しかない)パソコンが使えなくなったらどうするかというマネジメントができてないわけです。
もっとも他人のことは言えなくて、私もそうでした。
そう。酒飲んでいると、飲んでる時はもちろん飲んでない時も、その場をしのげればいいという思考になりがちです。そしてそれが、人生全般におよぶということです。
景気が良くて経済が回っていて仕事が順調なときは何とかそれでも大丈夫なのでしょうけれども、こういう危機になると、そういうことではもう下流一直線です。
で、冒頭の話に戻りますが、今の私の場合、まあ仕事は結構ヤバそうだけど、酒をやめているというこの一点を以ってして、何とかやりぬけそうな気がしているのも事実です。
我々断酒者の真価が問われる時代がやってきました(笑)。