社会人生活も終わりが間近になって、ようやく飲めない体質が証明できた友人の話。

酒やめて、2072日。

アルコール除菌のアルコールは「呼び水」になる!?

現在、スーフルという器具を使って呼吸訓練を行っています。下のようなものですね。実際どのような効果があるのかわからないのですが(説明は受けたが忘れた)、指示されるままにすーはーすーはーやっているわけです。

スーフルというネーミングは、フルに吸え! ということか。

で、その吸い口を洗うのもめんどくさいのでアルコール除菌シートで拭いています。つまりアルコールで拭いた部分に口をつけるのですよ。

当然ながら、これって大丈夫なんかいなあという思いもあります。吸い口の残留アルコールが再飲酒の呼び水になるのではないかという心配で、それをTweetしてみたところ、私がTwitter上で勝手に断酒仲間認定させていただいている「ゆりひ@アル依存治療断酒&断煙」さんから「揮発されれば何の問題もない」との助言をいただきました。ただ直接匂うと(んなことするなよ、ですが)、ヤバい感はあります。

ちなみに私の場合、ノンアルコールビールやアルコール分0.8%のホッピー外(ソト)はまったく呼び水にはなりません。この辺は人それぞれでしょうが、ヤバかったのはチョコレートですね。ロッテのRUMMYです。これは3.7%という「猛者」であり、なにげに口に含んだときには例のあの感覚がくわわわわわ! とやってきて吸い込まれそうになりました。皆さま、RUMMYにはマジご注意です(美味しいんですけどねー)。

注射のためのアルコール拭きがパッチテスト!?

さて、このスーフルの一件で思い出したのが学生時代の友人のことです(この友人は「息子さんを旧帝大に入れた友人(非飲酒者)の話」で紹介したのと同じ人物です。どれだけネタにできる友だち母数が少ないんやという話ですがw)。彼と以前電話で話した際、コロナのワクチン接種の時にアルコールで拭かれて肌がかぶれてしまったという顛末を聞きました。

もともと彼はお酒が飲めない体質で、学生の時もそれで苦労していました。さすがに注射時のアルコール拭きでかぶれることはなかったのでしょうが、今回、そのようなことが起き、自分の体質を改めて確認したかたちになったのです。

先の引用記事にも書きましたが、しかしそういう彼でさえ、学生時代はやっぱり飲まされていたわけですよ。ビール瓶持った先輩から「重いんだよ~」とか言われていましたし。私はといえば助けてやればよかったのに、なんでの飲まんのやろ~不思議のやつだなと思っていたから馬鹿の骨頂です。

就職してからも結構酒で苦労したらしいのですが、役職に就き自分が「飲み会主宰権」のようなものを手にするとさっさと飲み会なんてやめてしまったといいます。いーんだいーんだ飲み会なんて、てなもんですよね。彼は建設業界だったので、かなりの英断だったと推測します。そして閑職になって、さらにラクだということです。

しかし考えてみると、アルコール拭きで肌がかぶれるような人間にさえ日本の社会は飲むことを強制してきたわけですよ。そして彼の場合、そういうタームが「終わった」あとで、いわば偶然のパッチテスト(?)で「飲めない(≒飲んではいけない)」確証を得た、と。

この事例を帰納法的確証とするならば、逆に演繹的(?)に、新入生や新入社員にはアルコールパッチテストを行い、はじめから「飲ませちゃいけない人」として遇する、というふうに世の中進んでもいいかもしれません。昨今のコンプライアンスの高まり具合の急進さを見ていると、そうなっても不思議ではないように思います。

と、そんなことをスーフルをすーはーしながら考えたのでした。

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