酒やめて快適至上主義になってなければ、たぶん病院なんて行ってなくてがん(仮)も見過ごし、それでどうなっていたか考えると……、という話。

酒やめて、2058日。

たとえ良性であっても切除したほうがいいということで

ここのところ「肝がん(仮)発覚、酒やめて5年半も経つのになんでや~(悲)」ネタで書かせていただいておりますが、今日もその続きを書いてみたいと思います。というか、ここまでの経緯ですね。やはり私にとっては一大事であり、これをネタにしなくてどうするという思いがありますので。平安時代の受領と同じ、転んだらその場の土をつかめというやつです。

でもって、①切除できそうなら切除してこの先も生きる、②切除できない場合、あるいは転移があった場合、抗がん剤治療を受ける、③なにもせずに余命半年という選択肢があり、最悪③だったら……と「メメント・モリ」してしまったわけですよ。

初診はかかりつけ医で結構大きな病院だったのですが総合病院ではなかったので、診察してくれた肝臓専門医が本来所属している総合病院でもっと詳しい検査をするということで、その次の週の木曜日に造影剤使ってのMRI検査を受け金曜日に結果を聞きました。

そして判明したのが、がんの疑いはあるがそうじゃない可能性もあるということです。それは病理検査をしてみないとわからないとのことで、病理検査するには当然内視鏡になります。ただ、たとえ良性にしても結構大きいので、内視鏡検査するくらいなら切除したほうがいいという判断で手術が決まり、さらに詳しい検査や呼吸練習などのリハビリを受け、来週の手術を待っているという状態です。

アル中の平均寿命が51歳である理由

とまあ今現在はそのようなところなのですが、思い起こせば、そもそもなぜ病院に行ったかというと、腹部に痛みとはいえない違和感があったからです。酒を飲んでいた時代なら絶対に行きませんでした。身体の不調は酒で解決するというのが習い性になっていましたから。ということは、③のコース一直線……(苦笑)。

そう考えると、アル中の寿命が51歳というのも分かります。アル中時代は、むろんそれは知っていたけど事故死などが多いからやろう、それさえ気を付ければと笑っておりましたが、そうでもないということが実体験として分かったのでした。

とにかく、ほんのちょっとの身体の不調でも解消したかったのです。なぜなら快適に暮らすということが酒やめて以来の生き方のプリンシプルになっていましたから(参考「酒をやめると、生き方のプリンシプルがはっきりしてくるよねという話」)。

今回も、病気かも? というよりも、この不調が解消できればいいなあというのがきっかけで病院の門を叩いたので(大げさ)。

それがこんなふうな思わぬことになってなんだかなあ、でもあるのですが、行ってなかったら③だったかもしれず、しかもそれはなんの準備もできない③であり、飲まないことをベースにした快適主義というのも役に立つもんだと今は考えている、いや、考えたい次第でございます。

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