酒やめて、2460日
脳を劣化させないことが大前提なのだった
以前、認知症の6割を占めるアルツハイマーの治療薬としてレカネマブが認可され、いよいよ実用化することについて書きました(参考「認知症新薬が認可されたそうですが、一番いいのは認知症にならないことで」)。そのエントリーではちょっとネガな側面を取り上げましたが、ポジな側面も当然ながらあります。
そしてレカネマブ効果といったことについて、ちょっと前の『サンデー毎日』が、認知症治療の第一人者である新井平伊先生(順天堂大学)の意見を取り上げています。
かいつまんで紹介すれば、レカネマブは、初期に認知症に効くのであるから、普段から脳を劣化させないように心がけることが大事とのことで、それには当然、睡眠、運動、さらには飲酒習慣の有無が関わってきます。
当該記事によれば、アメリカでの大規模な調査で、酒を飲まない人が脳の萎縮が一番少ないという結果が出ており、まあこの辺は断酒界隈では常識ですよね。そして、一度に飲む量よりも「毎日飲む」ことが脳へのダメージが大きいと伝えていました。
そのように考えると、断酒erご都合理論かもしれんが、飲まずに脳を劣化させないことを心がけている断酒erは、人類の中でますますアドバンテージを得ることになりませんか(問いかけ)。
レカネマブは「進化した人類」の味方なのだった!
このブログは断酒アドバンテージを強調し自分で自分を納得させ、それを断酒モチベーションにしようというのが目的ですから当然そうなりますし、酒を飲んでる人間からすれば鼻持ちならないことおびただしいと思われますが、まあ読んでないでしょうから問題ないとして。
ただ、これは必ずしも身勝手な理屈ではなく、公平に見てもそうではないか、なのですよ。
たとえば今のように死ぬまで働けの時代においては、死ぬまで脳が清明であることが必要ですし、老後が安泰な人(死ぬまで働かなくてもいい人)にとっても、介護システムが基本的には認知症に対応していないので、脳が劣化しているといろいろ難しいことが起きてしまいます(参考「介護現場でこれから先、起きること。ますます酒飲んでる場合じゃありません」)。
ちなみに親の介護に直面している我々世代では、親が認知症になる前にホームに入れるのがセオリーとされています。まったくの認知症だとなかなか引き受けてくれないからです。そうした場合は精神科しか行き着くところがなくなってしまう。
と、以上のようなことはほんの一例ですが、とにかく、死ぬまで働かなければならない人も、死ぬまで安泰な人も、脳を健康に保つ必要がある。
でもって、ここにレカネマブの登場ですよ。レカネマブは、脳の健康を保っている人が、ちょっとヤバいときに使うと効果を発揮するといったタイプの薬なのです。先の記事によれば。
ということは、酒飲まずに脳の健康を保っている人の「味方」なのですよ。
このブログでは、断酒erは進化した人類であるということも度々訴えてきました。その進化した人類の地位をさらに強固なものにする存在としてレカネマブが出現したねと、そのように勝手に解釈したいのであります( ー`дー´)キリッ
ハハハハハハハ、勝ったね(←進化してない)。
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