酒やめて、1021日。
三日前、酒を飲むということは案外、それにまつわる諸々で疲れるものということについて書きました。でも文章力のなさからか、自分の気持ちが正確に伝わらなかったのではないかという危惧があって、続編のようなものを書かせていただきます。そしてこのことを説明するために、友人を登場させます。彼には申し訳ないけど、身バレしないように(笑)。
心臓疾患で酒解禁の謎(笑)
その友人は心臓に疾患を抱え、病院に行きました。そのときに医師から、酒飲んでもまったく問題ないですよーと言われたと主張するわけですよ。酒飲みながら。まあこっちも大人ですからねー、ホッピーの外(ノンアルコール)を飲みながら、うんうんそんなものかねと聞いています。でも心の中じゃ、本当に医師がそんなこと言うかね? と疑問に思うわけです。当然ながら。
もちろん彼が、飲むなと言われたのに飲んでもいいと言われたと嘘をついているとは、こちらだって思いません。ただ伝え方に、嘘とまではいかなくてもニュアンスはあるとは思うのです。医師から彼に対しても、彼から私に対してもです。それが最終的に「まったく問題ない」になった、と(笑)。これは私も経験者なので、とてもよくわかります。
完全禁酒を言い渡されないために、どうするか?
私も酒飲んでいた時代は、いつ脳梗塞で倒れるか分からないので、それが怖くて、定期的に病院に行っていました。そこで医師との駆け引きが始まります。
で、一番怖いのは完全禁酒を言い渡されることです。なんとか「ほどほどに」を引き出したい。当然、医師も、こいつに完全禁酒なんて言っても絶対隠れて飲むだろうと考えているわけです。向こうも百戦錬磨ですから。そして、こっちもそれがわかってる。でも何とかアウフヘーベン(?)を見つけたい。その心理的な駆け引きがものすごく疲れるんですよー(笑)。
冒頭の友人も、おそらくそうだったのでしょう。なんとか医師から「飲んでもいい」という言質を取りたい。そのためにテクニックも弄したし、エネルギーも使った。それが、私の前に「まったく問題ない」となって現われたのです。
で、言いたいのはですね、この一点をもってしても、「酒を飲む」にまつわる諸々を解決していくのは、ものすごーくエネルギーが必要で疲れるということです。酒を飲むのも疲れるよ。
偉そうで申し訳ありませんが、この境地に達したことが、断酒を続ける秘訣(?)になっているような気がしています。