酒やめて、2866日
マイナ保険証だと被ばくリスクが減る?
私事ながら最近、ちょっとめまいがするようになってきて、こんなことは酒やめて以来初めてです。もしかすると数年前に指摘された脳下垂体の肥大が影響しているのかもしれません。
そのときは「まあ大丈夫でしょう」と言われたのですが、めまいがして心当たりがあるとなればもう一度検査に行かなきゃいけないのかなあとも考えます。しかしCTを撮られるのが嫌なのです。なぜかというと、私は2年前に腫瘍の手術をして以来定期的に検査を受け、そのたびにCTを撮られているからです。
CTの被曝量などたいしたことないとよく言われますし、医療関係者はまったく問題にならないとしていますけれども、以前、CT装置を開発しているエンジニアと話したことがあって、その人は、いやいやいや、人間の細胞なんてちょっとした刺激で暴走しちゃうからねと言っていました。いろんな意見があると思いますが、あんまりあっちこっちの診療科で撮らないほうがいいことは事実でしょう。
ところが今までのシステムだと自分で申告しない限り「あっちこっちで撮られる」ケースが多かった。歯医者も含めればなおさらです。なので、自分で気をつけるしかなかったのですね。ただし、そうした患者の自己申告をもとに医者が判断するというのも非科学的な(?)ことではあります。
で、マイナ保険証の話になってしまうのですが、マイナ保険証だと診療歴や検査歴も一元化されるので、患者としてはかなりリスクが減るのではないでしょうか。それだけでもマイナ保険証の意味はあると思うのですが、またぞろ反対勢力が103万円の壁と同じく湧いてきているようです。わしがCT撮りすぎで被ばくしたらどうしてくれちゅーねん(怒)という感じです。
過去の飲酒歴は「許しちゃくれない」けれども……
マイナ保険証はともかく、冒頭の「めまい」に話を戻すと、酒やめてからもうすぐ8年ですが、突然めまいがして倒れそうになる感覚から、その8年間、解放されてきたわけです。逆に飲んでいた時代は、飲んでないときでも、めまいがしたり、酷いときは原因不明のブラックアウトに近いことがありました。その行きついたところがアルコール性低血糖によって倒れた8年前で、それが断酒のきっかけになっていますが、それまでも低血糖かどうかはわからないけれど、前後不覚になる、あるいはなりそうなことがあったのですね。繰り返しますが、飲んでない時でも、です。飲んだときのブラックアウトは普通にありましたけど(苦笑)。
でもってその正体(?)が何かといえば、最近ネットで知ったのですが、ウィッルニッケ脳症だったのかもしれないなあ、と。ウェルニッケ脳症とは、体内にビタミンB1が足りないことで眼球運動障害、運動失調、意識障害などが起きるもので、アルコール起因のケースも多いといいます。まあ、このテのことを勝手に判断するのもナンですが
ただ私以外にもエビデンス(?)はありまして、父も飲んでいた時代は、やっぱり突然、意識がなくなったりしていました。それが老人ホームに入って酒も飲まず、歩行訓練などにも積極的に取り組んでいる今、そういうことがまったくなくなったのですね。
むろん、酒害というものは百年殺しのように効いてくるもので、断酒したからといって許してもらえるものではありません(参考「がんは過去の不摂生に付け込んでくる。だからその不摂生の時間をできるだけ短くしたい」)。
ただし飲み続けるよりは、前後不覚になるリスクはかなり低下するでしょうし、実際、これまで記してきたようにエビデンス(?)もあります。
前後不覚になるというのはかなり恐ろしいもので、そうした恐怖から解放されただけでもよしとしようじゃないかと考える次第であります。
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